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令和版ITエンジニアの転職事情!200人の転職ルートを調査

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Forkwell 事業部事業責任者の赤川です。Forkwell が運営するダイレクトリクルーティングサービスForkwellJobsのサービス改善の一環として、ITエンジニアの転職事情を調査しました。具体的には、2019年4月から10月までにITエンジニアを中途採用(正社員雇用)していた企業に対して、どのような経路で何人採用していたかを調査(新卒、業務委託・フリーランスなどは今回の調査の対象外です)。エンジニア200人の転職ルートを探ります。

アンケート回答企業の属性

回答企業は、Forkwell Jobs のサービス提供対象となる、自社でプロダクト開発を行っているWeb・IT系企業45社です。

SIerやSES企業は、Forkwell Jobs が現状サービスを提供していないため含まれておりません。また、ナショナルクライアント(例えば自動車メーカー)やITコンサル企業も現状取引数が少ないため調査対象に含めておりません。タイトルでご期待された方は申し訳ありません。

Forkwell Jobs を利用している企業だけでなく、営業時に失注した企業、過去利用していたものの解約となってしまった企業にも調査にご協力頂くことで、なるべくフラットな回答を収集できるよう努めました。努めましたが、ポジショントークになる部分はありますので、ご了承ください。

以下は回答企業45社の簡単な属性です。


それでは結果です。

企業はエンジニア採用に、どの経路を使っているか?


ほとんどの企業が、イベントを除くあらゆる採用チャネルを利用していました。

中でもエージェントの利用率が最も高い結果となりました。初期費用がかからず、採用企業側の工数が削減できるため、忙しい採用担当からは強い支持を集めていると考えられます。

ついで、スカウト、求人媒体、リファラルという結果でした。

リファラルに取り組んでいる企業は、数年前に比べると、かなり多くなった印象です。

イベントに取り組んだ企業が少ないように見えますが、自社開催以外のイベントで知り合った方を採用した、というケースはリファラルに含まれますので、オフラインの繋がりも引き続き重要そうです。

企業サイトの利用率が、媒体自己応募やスカウトより低いのは、忙しい採用担当あるあるです。応募が少ないので、自社サイトに新しい求人を載せるのを後回しにしてしまう気持ち、わかります(でも自社サイトにエントリーする人は、初めから会社のことを愛してくれているので、とても貴重です)。

次に、各チャネルに取り組んだ結果、採用できたのかどうかを見てみましょう。

一名以上採用できた割合で見てみます。

経路別の採用成功率は?


チャネルごとの成約率は、上から スカウト、エージェント、リファラルの順となりました。

スカウトは、社内の人が自ら動いて採用しにいってるわけですから、採用の成功率が高い結果はうなずけます。

2位のエージェントも、採用成功率の高いチャネルであり、企業としては手放せない手段であることがわかります。

3位のリファラルですが、取り組んだ会社の半数が、実際に採用できているのは驚きでした。

次に、採用媒体別の利用率と、さらにそこから採用できた割合を調査します。

企業はどの採用メディアを使っているか?


まず、目につくのは、Green、Wantedlyの利用率の高さです。

個人的には Wantedly のほうが利用率が高い印象でしたが、今回の調査では Green が上回る結果となりました。

Green は月額無料で利用できるプランがあることから、実質チャーンゼロで顧客数を増やしているのでしょう。ただしアカウントがあるだけでは「利用した」という回答にはならないはずですので、利用を継続したくなるようなプロダクト力の高さも伺えます。

Forkwell の利用率は他サービスと比べてまだまだですので、しっかり認知度をあげて導入企業を増やして行こうと思います。

次に、上記のグラフから、媒体を利用した際の採用率だけ抜き出しました。

どの媒体の成約率が高いか?


Forkwell Jobs を利用した際の採用成功率が最も高くなりました!

一つ前のグラフの表現を変えているだけなので、数字のマジックでもありますが、嬉しいです。

最下位となった A は人材業界では有名なダイレクトリクルーティングサービスで、利用率は43%と高めでしたが、成功率は6%とかなり低い結果となりました。こちらは今回の回答対象には入っていない、ナショナルクライアントやITコンサル企業での採用が中心だと想像しています。あるいは回答対象とならなかったWeb系企業が独占的に採用できているのかもしれません。

ITエンジニアに特化した採用媒体という切り口では、Forkwell Jobs と明確に競合しているのは上場企業が運営する B でした。C, D, E は、利用企業・採用実績が少なく、今回の調査から傾向を見出すことはできませんでした。

以上が採用企業側から見た際のアンケート結果でした。

今度は、エンジニア側の視点で見てみます。

アンケート結果から、どの経路を使って何人程度のエンジニアが転職したかを推定し、その割合を出しました。今回の対象企業だけでも半年で200名以上の方が転職していました。

その経路は以下のように分かれています。

ITエンジニア約200名が転職に利用した経路


こちらは企業側の採用成功率とほぼ同じ結果となりました。

スカウト、エージェントがほぼ同率、ついでリファラル、媒体への自己応募の順です。

Forkwell Jobs をはじめ、多くの求人メディアは、スカウト機能と求人掲載機能を備えているため、これらのサービスを使って転職するエンジニアは、26% + 18% = 44%と、全転職者の半数近くを占めていることがわかります。

一方、転職したITエンジニアの4人に1人以上がエージェントを利用して転職している結果は、直感よりも多い印象です。

エンジニアのキャリアが多様化している中で、人に相談したいニーズが高まっているのかもしれません。また、エージェント各社の努力によって、業界全体のサービス品質が上がってきていることもあるでしょう。これは業界の中の人間として強く広めたいところです。

さらに、媒体別に転職した人数を算出しました。

ITエンジニアが転職に利用した求人メディア


Wantedly、Greenで、全体の65%を占める結果となりました。Green については、転職に利用したエンジニアの人数が多いにも関わらず、企業側から見た際の、利用したときの採用率が低い結果となりました。これは、同サービスを利用している企業同士での競争が激化しているからかもしれません。

Forkwell Jobs は3番手でしたが、これからどうしていくかが大事だと思っていますので、現実を受け入れてサービス改善に努めようと思います。

例えば、Forkwell Jobs を使って転職しているエンジニアは年収でいうと 500~900万円がボリュームゾーンなのですが、より多様なレンジのエンジニアに価値を提供できるようになる必要がありそうです。

まとめ

もしあなたがITエンジニアの採用担当なら、

・確実に成果を出したいなら、スカウトから取り組もう

・エージェント経由でもエンジニア採用ができる

・リファラル採用で成果を出している企業が増えている

・効率的に出会いたいなら、Forkwell Jobs(宣伝)

もしあなたが転職を考えているITエンジニアなら、

・たくさんの企業から選びたいなら、Green や Wantedly

・Web系・自社開発企業に絞って出会いたいなら、Forkwell Jobs(宣伝)

・エージェントに相談するのは普通のこと

・人とのつながりは大事に

などが言えそうです。

採用・転職を検討する際には、ぜひ参考にしてください。

また、ここまで読んで、Forkwell Jobs にご興味を持っていただけたITエンジニアの方に宣伝です。ぜひ Forkwell Jobs をお試し下さい。

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Forkwell Jobs のおすすめポイント3選

1. カンタン登録で魅力的なプロフィールが作れる

・登録時の面倒な審査がなく、気軽に利用を始めることができます。

・GitHub やブログと連携して、日々のアウトプットをポートフォリオにまとめ、実力をアピールできます。

・オープンな場でアウトプットをしていない(公開できない)エンジニアでも、エンジニア専用フォーマットで魅力的なプロフィールを作ることができます。

2. 厳選された、魅力的な企業と出会える

・Forkwell Jobs を利用する企業は、自社開発を行っている企業ばかりです。受託開発やSESのような求人はありません。

・また Forkwell Jobs は、今回登場したサービスの中では最も高価なサービスです。必然的に高い料金を払える企業だけが利用しています。企業と取引を開始する際には、与信チェックも入念に行っているため、安心して転職できる企業ばかりです。

3. 希望にあったスカウトが届く

・Forkwell Jobs では、企業側に一括送信のようなスカウト機能を提供しておりません。スパムのようなスカウトがないサービスを目指し、一人ひとりに当てたスカウトを送られるようにサービスを設計しています。

・フルリモート希望、フリーランス・副業がしたい、多様なニーズを表明でき、またそれに沿ったスカウトを受け取ることが可能です。

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ぜひお試しください!

(おまけ)Forkwell Jobs で転職すると、ITコミュニティが潤う?

Forkwell Jobs では、得た収益を積極的にITコミュニティに還元しており、これまで、累計500件を超える IT勉強会のスポンサーを行っております。それも、個人主催のオープンなコミュニティを中心におこなっております。単に広告費を使うよりも、ITエンジニアの成長に役立てたいという思いから、経営陣やWebマーケティング担当に無理を言って、活動を続けております。この活動を継続するために、転職の際はぜひ Forkwell Jobs をお試しいただけますと幸いです。

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フォークウェルプレス編集部

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本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。

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