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「エンジニアになりたいからエンジニアリングを勉強するという話ではありません」新徳雅隆(株式会社yui)ーNext Unicorn Engineer by Forkwell

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3ヶ月没入型で、徹底的に勉強しました

――改めて、現在の業務内容を教えてください。

新徳 今、NTTデータでは新規事業企画です。名刺上は営業担当になっていまして、新規客先に行って「こういうのどうですか」と言ってくる仕事です。入社10年目になりますが、もともとの担当は要件定義から運用まで行うコンサルタントとシステムエンジニアの両方
でした。今は「作れる営業」という形でやらせて頂いています。

――採用時点ではエンジニアだったのですね?

新徳 NTTデータの新卒の採用時点で作れるエンジニアは多数派ではないと思います。自分も文学部だったのでエンジニアのエの字も無かったのですが、今所属している部署の一番大きなお客さんが官公庁でして、そこでシステムエンジニアとして上流から下流まで全部やる、という部署でした。要件定義から運用まで、コーディング・製造を除き全部やってきました。

その後、自分で全部作りたいと思ってCode Chrysalisに入り、今はNTTデータでもアプリを自分で作って提供するということで卒業後の1年をやってきました。

――Code Chrysalisさんに入られたのがいつ頃なんですか?

新徳 2018年1月から3月末までの3ヶ月間、月曜から金曜の朝晩までの「没入型」で、土日も一応目安の15時間分という毎日エグい量の宿題が出るコースに行ってました。3ヶ月間は会社に行かず、休職みたいな形で行ってましたね。

――そもそも、なぜ入学を決意されたんですか?

新徳 きっかけはビットコインです。2015年にビットコインに、買う側ではなく作る側で出会って。当時、ビットコインのコアデベロッパーで有名な人が東京に住んでいて、たまたま出会う機会があったんです。で、ビットコインのライブラリを使ったコーディングを教えてもらったのですが、そこで「もっと作れるようになりたいな」と歯がゆさを感じました。

自分なりに勉強したのですが、中々スケールアップできないなと思った2017年秋ごろにCode Chrysalisを見つけまして。「これは行くっきゃない」と思って、周りの反対を押し切って行きました。

――反対されたのですか。

新徳 反対というか、業務的にピンチヒッターがいなかったりしたので「もっと遅らせられないか」と言われましたが、そこは自分の人生だからと思って。

――Code Chrysalisを知ったきっかけというのは何だったんですか?

新徳 当時、堀江貴文さんのオンラインサロンに所属してまして。「サロンから奨学金を出すので行ってみないか」という募集がかかったんです。そこには行けなかったのですけど、それをきっかけにCode Chrysalisを知りました。ここに行こうと思ったのは、やはり「3ヶ月間没入型」という所ですね。逃げられない環境に身を置いた方がいいな、と思ったのが一番の理由です。

――3月末に卒業されて、復帰した後はどんな仕事をされていたのですか?

新徳 福岡市のスタートアップに対してwebサービスを提供するという事で、アプリを開発して提供するというのをやりました。新規事業企画では「なんでもやって良いよ」と言われたので、福岡市のスタートアップにアプリを提供してレベニューシェアを貰うということを考えました。

――会社に復帰してもポジションがあって、仕事があって……その状態で会社を辞めるというのは、どの時点で考えていたのですか?

新徳 そのうち辞めるとは思ってました。期限は切っていなかったのと、自分なりにここまで貢献できたぞと思えるまではやるつもりでした。決めたのは2018年11月ごろですね。

――何かきっかけはあったのですか?

新徳 二つあって、一つは私の友達に熱烈に声をかけて頂いて。「そこまで言ってもらえるなら」で決めたのと、もう一つがNTTデータの中での僕の最低限のミッションが達成されたのかなと。あまり成果として表には出ないんですけども、自分がいなくなってもいいように同じようなフルスタックソフトウェアエンジニアを育てようと思って。

当時、少なくとも自分がいる部署には自分で作れる人と言うのはいなかったんですね。それで若手を5人、自分と同じチームにいる人たちをフルスタックのソフトウェアエンジニアにしました。今は僕が抜けても彼らが作れるようになっているので、そこは貢献できたのかなと思っています。

――いたって円満な形で辞められる形に。

新徳 そうですね、反対はされていません。

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大学時代は、英語教師になろうと思っていました

――文系からエンジニアを目指されたきっかけについて伺いたいのですが、大学ではどういう事を勉強されていたのですか?

新徳 僕は英米文学英語学専修でした。元々英語教師になろうと思っていて、高校3年生の時に通っていた代ゼミでは有名な西きょうじ先生の授業を受けていたのですけども。

西先生の授業にすごく感動していて、通っている時から自分が学ぶというよりかは「こういう風に教えたら教えられるんだ」という視点でやってきたんですね。なので英語学を勉強して、大学入ってからも塾講師をやり、そのまま英語教師になろうと思ってました。

ですが、親に「一度普通に就職してみたら」と言われたのと、大学4年間通してパソコンを自分で解体したりとかしてまして。小さいころから機械を解体して再構築するのが好きで、大学4年間パソコンをいじっていたので、それもあってやろうと思ったんですね。

あと、就活の時にも言ったんですけども、実家が埼玉で大学の時に祖母の家に住んでいたんです。ほぼほぼ寝たきりだったんですけども、なかなか介護と言うのはアナログな世界で。これを「デジタルに出来たらもっと便利だろうな」と思ったことです。

――NTTデータさんを選ばれた理由は、どのあたりですか?

新徳 人ですね。いくつか内定を頂いて、就活をしている中で一番人が良かったというので決めました。

――それで、内定して9年間いらっしゃったんですね。最初は、どんなお仕事からスタートをされていたのですか?

新徳 官公庁向けのシステム開発です。それが7年くらいで、そのあと異動して2年くらいは営業でしたね。システム開発と言っても、少なくとも僕が所属している部署は作る部分に関しては結構発注してしまうので、要件定義と基本設計まで総合テストと運用がほぼ業務を占めていました。

――そのお仕事をされる中で「フルスタックのエンジニアを目指したい」と思われたという事なのですね。

新徳 NTTデータの業務の中でフルスタックを目指したというのは少し違うかもしれません。業務の中で磨けたなと思うのは、客先との折衝、コンサルティング能力は磨けたなと思っています。あとは品質管理。NTTならではのガチガチの品質管理を通じて学べました。

そしてプロジェクトマネジメントです。20人くらいは動かしていた事があるので。実際にフルスタックを目指したのはビットコインがきっかけです。ですので業務を通じて、ではなく自分自身の活動の中でそう思ったという事です。

――今後、転職されてどんなエンジニアになっていきたいと思っていますか?

新徳 実は2つの選択肢で悩んでいます。一つは完全にエンジニアリングを極めていく選択。もう一つはマーケットも鑑みながら技術も知っている、どちらかというと動かしていく系になる選択。

――それは業務をしながら決めていく感じですか?

新徳 そうですね。純粋に技術を追いかけるのは好きだと感じているんですが、友人にも「お前は経営者に向いている」と言われていて。

全然嫌いじゃないしやってみたいと思うのですけど、技術を習得していく時の感覚と言うのも好きで。とりあえず、今はどちらも出来るのでやっています。

――凄いですね、能力の高い人じゃないと言えない事です。

新徳 僕は自分では能力が高くないと思っていて、好奇心と行動力だけです。でも時間の制約があるので、それをどうやって、どんな割合で振っていくのかというのは日々の悩みですね。

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やりたいことだらけで、どこから手を付けるか迷ってます

――ありがとうございます。それでは続いてご自分がどのような状態かForkwell Portfolioのリポジトリ解析結果を見て頂ければ。

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新徳 これって、プライベートリポジトリも見れるんですか?僕、ほとんどプライベートで活動していて。

――ONにしていただければ全部解析できます。コード自体を書き出したのはCode Chrysalisに入られてからなんですね。

新徳 そうなんです。

――先ほど、技術を追いかけてと言う話もありましたが、これもどんどん進んでいくと「神」扱いになったりします(笑)。

新徳 へぇー、そう言われるとやる気になりますね。僕、ストレングスファインダーをやった時に「競争心」が出てきて。覚えているのが「競争心」「最上志向」「学習意欲」で。本当に知的好奇心と競争心だけで生きてきたので。それを言われると、目指したくなります。

――プライベートでもコードを書いてらっしゃるという事ですけども、業務を終わられた後でもガンガン書いてらっしゃるのですか?

新徳 業務でも、終わってからも書いてます。言語はほぼJSですね。今はReactとNode.jsなんですけど、GoをCode ChrysalisでやったのでGoもガッツリ時間をかけてやりたいと思ってて、どのタイミングで振るかを頭の隙間で考えています。あともう一回ビットコインをやりたいと思っていて。時間をどう捻出しようか、という所ですね。

――すごいですね、やりたいことだらけで。

新徳 そうなんです、やりたいところだらけでどこから手を付けるか、という感じなんですけども。

――最後にエンジニアを目指そうとしている人たちに、メッセージを頂けますでしょうか。

新徳 どんな仕事でもそうだと思うんですけど、やっぱり自分で学習したいという気持ちが無いとエンジニアとして伸びないんじゃないかと思ってて。

自分はまだまだ若輩者ですけど、自分が育てた子たちに言っているのはそういう内容です。教材として与えて、業務として使わないといけないから覚えたとして、それで満足していてはダメだと思っています。同じライブラリ、フレームワークでもどんどんアップデートされて新しい機能が追加されていくので、触ってみないと分からない部分がありますから。

メッセージとしては学習意欲を高めていくことと、これはCode Chrysalisからの受け売りですけども、エンジニアになりたいからエンジニアリングを勉強するという話ではないと思うんです。

今回、この1年間エンジニアリングを勉強して、論理力が向上したと思っています。コンピュータ・サイエンスから勉強させてもらったので、ロジックを形作るというか、人への説明が上手くなったと思いますね。「エンジニアになりたいから」だけじゃなく、どんな産業でもITは基盤になっているので勉強して損はないんじゃないかなと思います。

――ありがとうございました。

<了>

ライター:澤山大輔


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