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技術書典スポンサー完全マニュアル

こんにちは!Forkwell マーケティング担当の中村(@paxigirl_tokyo)です。この顔はめパネルを見た方もいるかもしれませんね。そうです、顔はめることやぶさかでない系女子です。うそです、女子とか言ってすみません。でも悪いと思ってません。ほんとすみません、でも悪いと(以下無限ループ)

離脱を避けるため早々に話を戻すと、私たちは先日、技術書典6にシルバースポンサーとして参加しました。

上記の通り、当日のレポートはすでに公開しましたが、

・どのような準備をしたの?
・どのくらいの期間をかけたの?
・マーケティング的な効果はあるの?
・でもお高いんでしょう?

といったスポンサーノウハウについても記事にまとめたいと思います。

なんでスポンサーしたの?

知名度欲しさです。うわさのフォークデュオ、チメイドじゃないほうの知名度です。

Forkwellでは成長するエンジニアを支援する様々なサービスを提供おり、最近では「アウトプット」に注力し、エンジニア向けポートフォリオサービス Forkwell Portfolio の開発や、エンジニア勉強会のスポンサーなどを行ってきました。 みなさん #また出たなForkwell と呟いてくれてありがとうございます。あとワードクラウド機能リリース記念キャンペーンのことも思い出してくれよな!

とはいえ自身のポートフォリオをまとめたり、勉強会に行く方はまだまだ少ないのが現状です。なのでForkwellをもっと多くの方に知っていただくために今回のスポンサー申し込みに至りました。

準備したもの

お金

シルバースポンサー費80万円+諸経費20万円で、合計100万円を用意しました(内訳は後述)。

イベントスポンサー費用はWeb広告と違って効果を説明しづらいので、経営陣に理解を得るのに苦労しました。「なんか楽しそうだからゼロカロリーだよ☆」というわけにはいきません。が、最終的にチャレンジを認めてくれました。こういう説明し辛いイベントにスポンサーしてる企業って、現場が話せばわかる経営陣がいることの証明になってますよね、あるいは超裕福な企業か。うちはきっと前者(お金ほしい)。
技術書典6のスポンサー一覧

漫画

実は技術書典以前から立ち上がっていたプロジェクトだったのですが、完成タイミングが合ったため、技術書典6にて初回配布となりました。

某通信講座の漫画風に作ったところまでは良かったのですが、タイトルが決まっていませんでした。マーケティングのMTG内で各自案を出し寄り、「ゼロから始めるアウトプット・ライフ〜える子とボクと、時々、ロボ〜」に決定しました。ロゴジェネレーターで作成するのは我慢しました。

提携している印刷会社であれば直接搬入が可能ですが、価格面などを考慮し他の印刷会社を利用したため、一度会社に届ける必要がありました。そのため通常より早く入稿することになりました。

おみくじ

漫画配るだけじゃ寂しいので何か他の配布物も用意しよう、という話の中で過去のRubyKaigiで配布し好評だった「エンジニアおみくじ」を用意することにしました。おみくじの結果は「障害」「組織」という項目を、「成長」「仲間」に変更するなど前回から一新しました。

凶の「進捗」、最初は某運動部が押しかけて邪魔してくるという時事ネタぶっこんだ仕様だったのですが却下されました。チッ。

大吉・中吉・小吉・吉・凶の5つを用意し、A4用紙を横に5分割できる形で作成しました。(そんなわけなので割合は均等です)縦に切り、折った後にお菓子をつけます。前回は飴をくっつけていたのですが、より溶けなさを重視し、今回はラムネにしてみました。

また、抽選箱は新たに発注しました。紙を入れ替えられるタイプのものを選び、独自のデザインのものを作成しました。(デザインは内製)

バックパネル

過去の技術書典の写真を見ていると、ノボリやバックパネル、テーブルクロスなどを用意しているなーと思ったので、各種用意することにします。

まずはバックパネルを ソフマップ柄 市松模様でデザインします(デザインは内製)。スポンサーブースはW2000程度が割り当てられると書かれていたのでW1800で作成しました。これが後に事件を生みます。伏線なので覚えておいてください。

テーブルクロス

W2000程度に合わせて発注。これが一番手配楽だったかもしれません。テンプレが用意されている発注先にロゴを納入したら完了しました。一緒にテーブルクロスストッパーも注文しておきました。これも伏線なので覚えておいてください(1分ぶり2回目)

顔はめパネル

世の中には2種類の人間がいる。顔をはめる人間と、そうではない人間。

思わず写真撮ってシェアしたくなるようなフォトブースあるといいですよね〜♪と提案していたのですが「そういうインスタマーケティングとは相性が悪いのでは」というツッコミをいただきました。でもでもでもでもそんなの関係ないのでしれっと発注しました。自分がいいという気持ちが大切なんじゃないかな?知らんけど。こちらのデザインも内製。

荷物発送

3日前の4月11日(木)、私たちは荷物を発送手配を行いました。おそらく金曜発送でも問題ないと思うのですが、早いに越したことはないので作業開始します。

荷物に識別番号が書かれた紙を貼らなければならないので、個数を確認後、せっせとダンボールに識別表を貼っていきます。

また、イベントで使うであろう筆記用具やガムテープなども詰めておきます。Forkwell取材のイベントは行なっているので、イベントセットとして荷物がまとめてあります。楽。

しかし、ここで想定外の出来事が起こります。

バックパネルが技術書典指定の運送会社では運べないということが判明。赤帽では1万円ちかく費用がかかることが判明し、当日の朝、2名が会社(表参道)に寄り会場に搬入、帰りも会社に運ぶことになってしまいました。会場でバックパネルやノボリを用意しているブースはあったもののW500くらいのサイズで、W1800を用意していたのは弊社くらいだったかと思います。反省。

当日

10:00サークル入場ということでしたが、前述の通り2名は会社に寄っているため、先に3名で入場し、荷物置き場からせっせと荷物を運び、会場設営を始めます。

養生テープやマジック、ハサミなどイベントごとで必要になりそうなグッズを持ってきていたので、

  • ・机が分厚くてテーブルクロスストッパーが使えない!→養生テープで固定
  • ・ポスターが丸まっちゃう!→ダンボールを切って裏に貼り、重りにする

といった対応もスムーズに行うことができました。そう、テーブルクロスストッパー使えなかったんです。せっかく発注したのに・・・。

10:30ごろにはバックパネル班も到着し、会場設営が完了しました。暇。

運営事務局の方がやってきて、サークルべんりカードに「事務局確認済み」のシールを貼ってくれます。見本誌は事前提出済み、運営事務局の事前チェックも完了していたので、この場はシール貼りのみでした。

一般入場まで時間があるので、Twitter投稿します。

11:00、一般入場が開始します。コミケダッシュを想像し身構えていたのですが、落ち着いた入場に一安心。スポンサーブースは入場口付近にあり、必ず通る導線になっていました。
運営事務局の方に感謝しつつ、漫画配布を始めます。

最初はお目当の一般ブースに一直線、スポンサーブースを素通りする方が多かったのですが、12:00を過ぎる頃には2周目に入ったのか寄ってくださる方も増え、順調に配布できるようになります。

また声かけや配布にも慣れてきたので、ここから順に休憩を取ることにしました。大き過ぎるバックパネルを最大限活用し、裏側に椅子を設置。バックヤードとして活用しました。

15:00を過ぎる頃には漫画が全て配布し終わりました。

ここからは残ったチラシとおみくじを配っていきますが、少しづつ会場内から人が減っていったため、ほとんど配ることはできませんでした。

17:00に閉場となり、ここから片付けになります。荷物は着払いのみ受け付けているということで、荷造りをします。とはいえ荷物のほとんどが漫画であったため、ダンボール3つに収まりました。また畳んだダンボールは回収場所に運びました。

18:00が完全撤収だったのですが、問題なく撤収作業は完了しました。

Twitterで技術書典の戦利品のアップしている写真の中にForkwellの漫画を見つけてはいいねをしたりリツイートをしたりしながら、各自家路に着きました。朝から立ちっぱなし声出しっぱなしだったので、打ち上げする元気なかったです。お疲れ様でした。

スケジュール

ここまでの流れを表にすると以下の通り。余裕をもって発注しています。

また、技術書典のスポンサーをするにあたってのTODOは以下の通りです。

「技術季報」への広告入稿(シルバースポンサーは1ページ広告を入れることができました)とサークルカットが必要なので、こちらは事前に進めておくと良いと思います。

でもお高いんでしょう?

ここまででかかった費用は以下の通りです。

ミニイーゼルとスタンドポスター掛けは私物なので0円でした。実際に購入したとしても、イーゼルは100均で売っていますし、スタンドポスターも1,000円前後だと思います。また2体のロボパネルも以前購入したものを使っているので今回の費用には含んでいませんが、2体合わせて5,000円程度だったと記憶しています。

また、バックパネル、テーブスクロス、顔はめパネル、抽選箱に関しては今度も使用できる資産として考えています。

来場者の反響

SNSの投稿からいくつかご紹介します。戦利品の写真の中に自分たちの漫画が載っているのがこんなに嬉しいことだとは思っていませんでした。

マーケティング効果

わかりやすい数値実績としては、参加者数10,260名(※サークル参加者含む/公式発表)に対し当日準備した無料漫画2,000部すべて配布することができたので、およそ20%の方にForkwellの想いを伝えることができたということです。費用対効果で考えると約100万円÷2,000人=約500円となるので、CPC500円*と考えることもできそうです。

*CPC = Cost Per Click の略 広告1クリックあたりにいくらかかった化を表す指標

無料漫画の配布の他にも、おみくじの配布や前述した「技術季報」への広告入稿があります。技術季報は約5,000部配布しているとのことでしたので、CPCは500円以下と考えてもよいでしょう。

また、顔はめパネルのインパクトがかなり大きかったのか? ブースを見てくれる方は多かったかなと思っています。またバックパネルにもForkwellと入れていたので知名度を高める効果は高く、入り口から一般出展者への動線上にブースがあったので、約1万imp*としたいところです。

*imp = impression の略 広告が何回表示されたかを表す指標

では実際のCV*はというと、この記事が公開されるタイミング(2019年4月25日現在)では、まだはっきりとした確証はありません。ここまで読んでくれたのに申し訳ないですが、ゴールデンウィークにかけて買った本を読む方も多いのではないかと推測しているので、5月以降、検証する予定です。

*CV = Conversion の略 広告の目的(会員登録等)が達成された数

CPC500円が高いか安いかは、目的や業界によると思いますが、スポンサーを検討している企業はぜひ参考にしてください。

おわりに

技術書典スポンサー、初めてでしたが思ったほど大変じゃなかった、というのが率直な感想です。(足は疲れたけど)漫画制作などの各種デザイン、おみくじ作り以外、ほぼ私1人で手配していましたが問題なく進めることができました。

準備に関しても、今回購入したバックパネルなどは次回も使い回せるので楽になると考えています。

それ以上に、今回のスポンサーを通じて普段お会いできない方にもForkwellを伝えることができたのでゼロカロリーです。

この記事を読んで企業スポンサーが増え、今後の技術書典がさらに盛り上がるといいなと思います。

また、正直すべった顔はめパネルの効果的な使い道をご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

それではまたどこかのスポンサーブースでお会いしましょう!