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「お金の課題解決ができればたくさんの幸せを届けられる」今野匡太(株式会社Showcase Gig)~Forkwellエンジニア成分研究所

デザインとフロントエンドの両立した経験

――今野さんの、現在の業務内容について教えてください。

今野 フロントエンド開発グループのマネージャーを担当しています。同じグループに私を含めてWebとアプリ計4人のエンジニアがいて、マネージャーとして、プロジェクト進行調整やリソース管理、業務フローの整備などを行っています。その他、新規のプロジェクトを自分でも手を動かして開発もしています。

――これまでは、フロントエンドの方が多かったんですか?

今野 フロントエンドの割合は3割ぐらいで、残り7割はデザインの方が経験として多かったですね。

――前職のWebメディア事業の会社でも、マネージャーを勤められたそうですね。最終的にマネージャーになられたのはいつ頃ですか?

今野 マネージャーになったのは2014年頃だったと思います。元々は広告クリエイティブの仕事をしていて、2012年頃にメディアの制作部署に異動しました。同じ部署内にはデザイナーの職種の人達がいましたが、ガラケーからスマートフォンの業務にシフトするにあたって、コーディング技術も必要となってきて、フロントエンドも合わせて経験をしました。
 
その後、マネージャーを任せられ、事業拡大につれてメンバーも増えてきて、10人ぐらいだったのが30人ぐらいまで大きくなりました。さすがに1つの部署で管理が難しくなってきたので、デザインとフロントエンドを分けて、フロントエンド側を担当することになりました。

――フロントエンドとデザインの仕事って、パッキリ分かれるものですか?

今野 パッキリは分けられなかったですね。コードを書くのはエンジニアの作業だと思いますが、デザイナーでコードを書ける人もいるので。その逆パターンもあり。スキルセットやメンバーの意向などに合わせて、あまり壁を作らずにやってました。

私自身は、フロントエンドはデザインを具現化するための手段の1つとしか考えていません。良いプロダクトを作るが目的であるので、デザインもフロントエンドもモノづくりとしてセットで考えています。

――前職でマネージャーをやられた中で、印象に残っていることはありますか?

今野 UXデザインを考慮したアウトプットを出していくのが大変でした。4、5年前頃からUXという言葉が出てきたこともあり、会社としても頑張らないといけない時期になりまして。メンバーを巻き込みながら知見を貯めていくのは大変でしたし、やりがいでもありました。

なぜ転職するかの前に、なぜ仕事をするのか。

――そして、2018年11月にShowcase Gigさんにジョインされました。転職を希望した理由はどのあたりにあったんですか?

今野 前の会社は約8年間いたこともあり、一通りのことは経験できたかなと思って。まだ自分が経験できていない事業に挑戦したく次のステージに行こうかなと考えました。

転職活動をする前に、そもそも自分は何のために生きているのかから自問自答して、「人生は楽しく、幸せに生きたい」ということだと自分の中で結論づけました。そして、仕事とは自分が幸せにになるための手段だと考えました。仕事を通じてどう幸せを感じるかというと、身近な人やたくさんの人を幸せにすることが一番の幸せだなと思っていて。

では、「たくさんの」をどう実現するかを考えたら、お金により課題解決することに繋がりました。お金は全世界のほとんどの人が使うものなので、そのお金の課題解決をできればたくさんの幸せを届けられる。結果、自分も幸せになれるのではと思い、FinTechに興味を持ちました。加えて飲食店の課題解決にも興味があったので、それにマッチしたのがShowcase Gigだったんですね。

――今後、会社でチャレンジしたいことや人生で成し遂げたいことはなんですか?

今野 短期的には、自身が担当している自社のフロントエンド領域の強化ですね。組織として力をつけないといけないと思っています。デザイン部署との連携もより強くしていき、会社に貢献していきたいと考えています。長期的に成し遂げたいことは、お金による不便さを解消し世の中をより良くしていくことです。

「お金って不便なんだな」と改めて思いました

――業務を行なう上で大事にしているモットーや、好きな言葉があれば教えてください。

今野 サービスやプロダクトは、誰かの課題を解決するものだと思います。ユーザーが抱えている課題が何かきちんと理解することが大事です。「ユーザーの何の課題を解決するのか?」をあまり考えられず、うまくいかない経験が過去に何度かありました。課題の定義がずれるとプロダクトを作ったとしてもユーザーに価値を届けられないので、本当に大事なことだなと感じました。ユーザーの課題を解決するためのデザインであり、形にするためのフロントエンドかなと思います。

また、ここ数ヶ月、自分自身の振り返りをよくするようになりました。自分1人だけのSlackチームを作って、日々なぜこう思ったのか、なぜモヤモヤしているのかを考えて、どうすればより良くできるのかを言語化して投稿するようにしています。日々の振り返りだけでなく、長期的な振り返りもするようにしています。今回の転職が自分にとってどういう意味があったか振り返りをしました。

何を成し遂げて、何を成し遂げられていないのか。成し遂げるためにはどうすればいいのかなど見つめ直したり。

――「お金まわりの不便さを常日頃感じているので、世の中を便利にしていきたい」というお話を伺いました。具体的に、どのあたりに不便さを感じているんですか?

今野 モバイルSuicaであれば瞬間的に決済ができますし、その他QR決済などを利用してみても、「あ、現金って不便だったんだな」と改めて思って。小銭を出すのも頭の中で計算しながら出してるし、ストレスだったんだなと。

あとは、お金が誕生したことによって経済が発展して凄い便利なものだと思う反面、「なんでお金に縛られながら生きなきゃいけないんだろう」とも思うんですよ。物々交換していた時代は不便だったかもしれませんが、みんな工夫してお金がなくても生きていたじゃないですか。けど、お金がないと生きていけない今の時代ってある意味不便じゃないかなと思い始めたんです。

でも最近、信用経済という言葉も出てきて信用だけで生活している人たちも出始めていますよね。著名人やTwitter等でも貯金無しで信用だけで生活をしている人もよく目にします。

また、『お金のいらない国』という本にも衝撃を受けました。主人公がお金の無い国に迷い込む話なんですけど、その国の人々はお金に縛られることなく、みんな自分が好きなことを仕事にして、見返りもなく他者のために尽くして、世界が成り立っているというお話なんです。今の世界で実現はとても難しいですが、世の中をより良くするためのヒントになるなと思いました。

キャッシュレスに加えて、お金の仕組みをもっともっとアップデートできるのでは?と考えています。

転職に際しては、内省と言語化するのが大事。

――ここからは、今野さんが働く上で大切にしていることについて、「事業内容」「仲間」「会社愛」「お金」「専門性向上」「働き方自由度」の6つの項目から合計20点になるよう、点数を振り分けていただきます。

・専門性向上:3

自分の成長にあたって、専門性向上は大事ですね。ただスキルを磨くことが課題解決できるかどうかは別の話だと思うので、3としています。

・仲間:4

楽しく働くには、周りの仲間も大事だと思っています。周りが嫌な人ばかりだと働きたくないですし、1人でできることって限られていると思うので。チームとして働くという意味で、仲間は大事だと思って4にしています。

・お金:2

現状は過去と比べると一番低いんですが、お金って結果だと思っているので、今はそこにこだわっていません。どれだけユーザーに価値を与えたかが会社の価値になって、最終的にお金になってくると思います。もちろんお金は必要ですけど、第一に考えてしまうと良い仕事や良いサービスは作れないと思います。あくまで事業やユーザーに価値を与えることが大事だと思います。

・事業内容:5

転職するにあたってShowcase Gigで一番共感を持ったのは事業内容だったので5にしました。将来的にやっていきたいこと、世の中の課題を解決したいというところでマッチしたので一番重要だなと思っています。

・働き方自由度:3

こちらは「自分で意思決定ができて、働く時間に自由がある」ことかなと思っています。自由度が高い方が良いなとは思うんですけど、自由過ぎたら組織として成り立つのが難しいと思うので3にしています。

・会社愛:3

事業に愛があれば働くモチベーションになるので、会社愛は相対的に低くなって3としています。

――最後に、キャリアに迷っているエンジニアの皆さんへ、メッセージをお願いできますでしょうか?

今野 まずは、ご自分の振り返りからした方が良いと思います。転職は何か新たなチャレンジをする手段の1つでしかないと思っているので。自分が何を不満に感じ、何に幸せを感じているかをきちんと自己分析した上で決めた方が良いのかなと。自分の内側の気持ちをきちんと言語化した上で本当に転職するべきか考えた方が良いんじゃないかなと思います。

<了>

ライター:澤山大輔


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