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「想いを持って、ブレずにやっている。そこは誇れる会社だと思います」孫 恩熙(そん うんひ)&木村 修平(株式会社LIFULL)〜Forkwell 採用インタビュー

全国の不動産を「借りる」「買う・売る」から「建てる」「リフォームする」「投資する」まで、幅広い豊富な情報を提供する不動産・住宅情報の総合サイト「LIFULL HOME’S」を運営する株式会社LIFULL。

「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージの通り、現在は住まいを中心に「LIFULL引越し」「LIFULL介護」などの周辺分野にも事業を展開しています。

採用ページで「挑戦を共にしたいのは、LIFULLのビジョンに心から共感する”同志”」とメッセージを発信する同社はどのような採用を行なっているのでしょうか?さっそくご覧ください。  

「2025年までに、100社の子会社を設立し、100人の経営者を生み出す」

――よろしくお願いいたします。今回初めてのインタビューとなります、まずは貴社について簡単にご説明いただけますでしょうか。

木村 弊社は「あらゆるLIFEを、FULLに。」というコーポレートメッセージのもと様々な事業を展開しています。

基幹事業は、「LIFULL HOME’S」という不動産・住宅情報サイトの運営です。他にも事業を通してあらゆる社会課題を解決していく、という目的の中でいろいろな新規事業の創発や展開を行っています。海外事業においては、2014年にTrovit Search,S.L.U.、2019年にはMitula Group Limitedという不動産アグリゲーションサービスにおいて、ともに世界最大級の規模を誇る2社を子会社化し、現在世界63ヵ国にサービスを展開しています。

事業創出の戦略のひとつに、「2025年までに、100社100カ国、100人の経営者を生み出す」を掲げています。

――「2025年までに、100社の子会社を設立し、100人の経営者を生み出す」ですか。

木村 世の中にはたくさんの社会課題があります。それに対してLIFULLの考える利他主義を中心とした公益志本主義を実現できる経営者をたくさん育てていけるか。そういう意味を込めた言葉です。

具体的にお話しすると、LIFULL本体では「LIFULL FLOWER」という季節のお花を毎月お届けするサブスクリプションモデルの花の定期便サービスがあります。

一般に、お花は約30%が流通経路の過程で破棄されてしまうそうなんです。ビジネスモデル自体は特別珍しくないと思うのですが、花市場から直送で届けることで流通ロスや規格外破棄を少しでも減少させたいという想いから事業化したものです。

他にも現在子会社は13社あり、その中で「LIFULL senior」という事業は、シニアの暮らしに関わる全ての人々が不安や悩みを抱えず身心共に満たされた生活が送れる社会を目指す事業を行っています。なかでも老人ホームや介護施設を探す「LIFULL介護」という主軸サービスは、日本最大級の規模にまで現在成長しています。

我々が一番ユニークなのは、課題解決が目的で事業がスタートするところだと考えています。意思を持って、ビジョンやカルチャーをしっかり掲げ、ブレずにやり続けている集団。そこは誇れる所だ、と思っています。

――御社は、現在何名の方が在籍していらっしゃるのですか?

木村 LIFULL単体で800名超くらい、グループ全体で約1,500人くらいの規模ですね。

――どの様なポジションを重点的に採用されていらっしゃるんですか?

木村 エンジニアの中途採用に関しては、様々なポジションを採用しています。基幹プロダクトである「LIFULL HOME’S」を開発するwebアプリケーションエンジニア(サーバーサイドエンジニア、バックエンドエンジニア)そういう職種の採用は多くなっています。

住まい探しという文脈で、ずっと付き合えるようなプロダクトを

――孫さまは現在、どういうポジションでお仕事をされているんでしょうか。

孫 私はLINEマーケティンググループと言うチームに所属しています。電話や対面などリアルな環境で相談できる「住まいの窓口」サービスやLIFULL HOME’Sの物件検索サービスなどを、LINEをプラットフォームとしてより手軽に利用できるようなサービスを開発しています。

AIを活用した開発も進めていて、ユーザー個々に適していそうな物件情報をLINEを通して情報提供します。住まい探しを通じて良い暮らし、良いLIFEを過ごす事ができるようにするビジョンを持って開発をしています。

木村 私たちが開発しているLINEプラットフォームは、LIFULL HOME’Sの新しいコミュニケーション手段、エンドユーザーとの接点を作っていくもので、今後の戦略上、とても重要なミッションを担うチームになっていきます。そのバックエンドエンジニアとして、孫さんを採用させて頂きました。

――今はどういった言語を使用されているのですか?

孫 バックエンド開発ではPHPやRubyが多いですが、Salesforceを活用したデータ基盤との連携機能の開発ではJavaに似ているApexというSalesforceのプログラミング言語も利用してやっている感じです。

――今後、このポジションでどういう事を成し遂げたいと思っていますか?

孫 もう少し簡単に住まい探しをしてもらうこと、そして「そこで終わり」ではなく、住まい探しのその後もユーザーに寄り添っていけるようなサービスを作りたいと思っています。

――業務上での課題は、どのようなものがありますか?

孫 オペレーターさんが窓口として応答するうえで不便なく良いもの、使いやすいものを作れるようにしたいですね。

木村 LIFULL HOME’Sって、住まい探しが終了すると、そこからのユーザーとの接点がほぼないんですね。そこで、ストーリーが切れてしまうんです。

ただ、ここから何年かしたらまた住み替えが発生したり、住んでみたら不便が生じて相談したい事例が起こるかもしれません。そんな時我々が力になりたいですね。住まい探しという文脈で、ずっと付き合えるプロダクトを作っていくのがこのチームの役割の一つじゃないかと思います。

高校生の時から、日本に興味があったんです。

――孫さんのキャリアについて伺います。学校卒業後から、前職について伺えますでしょうか。

孫 学校を卒業後は、テレビ番組を作るプロダクションで働いていました。それから新しい仕事をしたいと思い、日本でエンジニアとして働きたい人を教育してくれる機関で1年間日本語とプログラミングの勉強をしました。それから日本のSIer企業に入り、4年間働かせていただきました。

――番組制作会社では、どういう番組を作られていたんですか?

孫 日本で言えば「ホンマでっか?TV」に似た番組を作っていました。専門家たちがある種のテーマについて色々なことを話して、それを視聴者に伝える番組です。

――日本に来られたのが、2016年だったんですね。どうして日本で働こうと思ったんですか?

孫 高校生の時から、日本には興味があったんです。高校1年の時に父からの勧めで日本に旅行にきました。日本語も分からない状態で博多・大阪・東京を回りました。

日本はとてもきれいで、私が想像よりも発展していたことに衝撃を受け、それから日本語を勉強しました。また妹が日本の大学に進学したこともあり、来日しやすい環境でした。

――SIer時代は、どんなお仕事を?

孫 ファンクラブ支援サイトのCRMをカスタマイズできるようにし、webページをフロントからバックエンドまで提供する仕事でした。

その後はカード決済のサービス開発や、顔認証での決済処理をスムーズに行なうためのAPIサーバーの構築・開発などをやっていました。

カジュアル面談より先に、サービスが刺さっていた

――孫さんが「転職しよう」と思ったきっかけはどの辺りだったんでしょうか?

孫 SIerでは「こういうサービスを作りたい」とお願いされ、品質や期限を考えながら作業をしていました。でも、自分からアイデアを提案して新しいサービスを提供したり、仕事にもう少しビジョンを持って働きたいと思っていました。

それで、どういう会社が良いのかと探している中で、ForkwellでLIFULLの求人を見て申し込みをしたのがきっかけです。

木村 あれ、僕が最初スカウトを送った記憶がありますけど(笑)? どちらでしたっけ。

――孫さんが「気になる」ボタンを押して、その上で木村さんがスカウトをされたようですね。

木村 あぁ、そうでしたね。「良いな」と思ったんです。スキルセット的には完全にマッチしてなくても成長できる方だと思ってメッセージを送らせていただいたのが最初でした。

孫 ただ、私の回答がかなり遅れてしまったんですね。参加していたプロジェクトが忙しくて、「気になる」だけでこういう風にお声がけいただけるとは思っていなくて。忘れていたんです。

木村 確かスカウトしたのが1月末くらいで、チャットのやり取りをしつつ、結果的に会ったのは3月20日頃でしたね。

孫 最初は「機会があればイベントに来ませんか」という話をいただきました。ただ、自分が参加できるイベントはかなり先だったので、「カジュアル面談で良いのなら是非行きたいです」とお返事したと思います。

――面談では、どんなお話をされたんですか?

木村 カジュアル面談の設計としては、期待値のすり合わせから始めています。「TV CMを見て知っていたり、サービスも使ったことあるけれど、どういう会社なのかは知らないです」という方がほとんどなので、まずは私の方から会社の説明をする事が多いですね。

孫さんも同様に会社説明から入ったと思うのですが、その中で興味をもった点や気になった点について繰り返し質問をしていただき対話をする中でLIFULLの理解を深めていただく感じです。

孫 私はたまたま家探しで、LIFULLの「住まいの窓口」を利用したことがありました。不動産会社には話せないような、「ずっと賃貸で暮らすべきか、家をローンで買った方が良いか」ということを相談したくて。

木村 「住まいの窓口」というサービスは、1都3県を中心にショッピングモールなどに多く出店しているリアルな相談窓口です。外国籍の方となると賃貸もそうですが、購入はもっとハードルが高かったりするそうです。その上、相談できる専門家を見つけることは、さらに難しいです。

――ある種、理想的ですね、カジュアル面談より先にサービスそのものが刺さっていたんですね。

木村 そうですね。ちなみに弊社は不動産会社ではないので物件は仲介してないですし、当然管理物件もありません。あくまで相談窓口である、ということは明記させていただけたら。

「利他主義」をすごく大事にしています。

――木村さんに伺いたいのですが、孫さんに内定を出された理由はどの辺りにあったんですか?

木村 テクニカルスキルやそのポテンシャルが優れているのはもちろんですが、一番は、弊社のビジョンやカルチャーに強く共感してくれたところですね。社是である「利他主義」という考え方がすごく大事で、実際に彼女自身がそういった考え方の下で仕事をしてきたのが面接を通じてわかったんですね。そこが一番でしたね。

――孫さんが内定を受諾された理由は、どの辺りにあったんですか?

孫 私はもともと、LIFULLのサービスを2年以上利用していて、ユーザーとして「使いやすいものを提供してくれる会社だ」と思っていました。

実際LIFULL HOME’Sが一番使いやすかったですし、ひとつひとつのUIへのこだわりなどを感じました。

こういう所でエンジニアとして働けたらいろんなことを勉強できると思いましたし、ユーザーに満足していただけるサービスを提供できるんじゃないかと思いました。

――相思相愛ですね。

木村 ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上は開発陣がこだわっている部分ですし同業のサイトと比較しても質の高い所だと思っています。

――まもなく入社2カ月ですが、入社される前後でギャップはありましたか?

孫 ギャップはありましたね。前の仕事より、長期的にキャリアビジョンを立てられるようになりました。会社自体のビジョンがハッキリしていますし、自分のビジョンとも照らし合わせやすく今後のビジョンをが考えやすいです。

前職では「いつ忙しくなるか分からないから、一旦家で休みたい」という気持ちが大きかったんですけど、LIFULLでは、今やっているプロジェクトの計画を立てることはもちろんですが、これから自分が取り組む事を考えるのに向き合いやすい環境です。

チームや会社も協力的で、平日ジムに通ったり、週末にいろんな所に行ったり。LIFULLに入社したことで自分の人生も楽しくできている気がします。

木村 最初に「ギャップはある」というから何を言われるかと思いました(笑)。

――ポジティブな話でしたね(笑)。

カルチャーに共感いただくことが絶対条件です

木村 弊社はコーポレートメッセージで「あらゆるLIFEを、FULLに。」と常に発信し続けています。これはLIFULLという企業、そして社員が社会やユーザーへの約束、宣言です。

会社だけでなく、社員一人ひとりに、ビジョンを持ってほしいと思っています。入社すると目標設定の面談があり、一人ひとりのキャリアデザイン、キャリアビジョンを明文化してもらっています。

最終ゴールとして実現したいこを明確にし、それに向けて5年後、3年後とブレイクダウンし、「こういう風になっていたい」「こういうスキルを身に付けていたい」というイメージを具体化してもらっています。

LIFULLでは採用を「同志」を集める活動と考えています。そのため、一人ひとりのビジョンと会社のビジョンは、入社時点で近しい考えだと思うんです。全く同じゴールでなくても、目指す方向性や考え方は似ているはず。会社としてのビジョンと、社員一人ひとりのビジョンが密接につながっていることはすごく大事だと考えています。

――従業員の方のライフプランまで応援されているんですね。

木村 「あらゆるLIFEを、FULLに。」の「あらゆる」には、すべてのステークホルダーが含まれます。エンドユーザーはもちろんクライアントや株主、僕ら社員も含んでいます。さらに、社会や地球環境までを含めた、あらゆる生活、人生、社会(LIFE)を、満たしていく(FULLにする)。それが僕らの使命だと思っています。

――営利企業が、それをちゃんとやり切っているのがすごいですね。

木村 そうですね。そこをブレずにやっていくのって難しいと思うのですが、ブレさせないのが強みだと思います。

――ありがとうございます。最後の質問になりますが、今後こういう人と一緒に働きたいというイメージはありますか?

木村 孫の話を聞いていただき、「こういう感じの人がLIFULLには合っているのだな」というのをなんとなくわかっていただけたと思います。

もちろん、エンジニアですので成長意欲が高いことや、得たスキルを使って何を成し遂げたいのかが明確なことは重要ですね。テクニカルスキルがマッチしていること、テクニカルスキルのポテンシャルが高いことも判断軸の中では重要な要素です。

しかし、弊社のビジョンとカルチャーに共感し、「LIFULLで働きたい」と思ってくれることが絶対条件です。もしかすると、ただ物を作る、やれる事を増やすために就業したい、という方には、合わないかもしれません。

――完全に、カルチャーマッチを重視されているのですね。

木村 そうですね。ぜひ、使命感を持って技術を高めていただける方と働きたいと思っています。

――ありがとうございました。

ライター:澤山大輔


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