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AIエンジニアの特徴・仕事内容と必要スキルを解説

AIエンジニアの仕事内容が知りたい

「AIエンジニアの仕事って何をしているの?」

「どんなスキルが求められるの?」

今回は、そんな疑問を持っているエンジニアに向けて記事を書いています。

近年、さまざまものが自動化されていき、便利な世の中になってきています。そんな世の中を創る技術であるAIは「最先端の技術」とも言われ、注目を浴びています。

掃除をロボットに任せたり、音声認識で音楽をかけたり、車の自動運転など、AIのおかげで人々の生活レベルはどんどん向上していっています。

そんな時代に応じて、AIエンジニアの需要も高まるばかりです。

今回は、AIエンジニアの仕事内容や、必要なスキルなどを中心に紹介していきます。

AIエンジニアの特徴

AIに将来性を感じ、AIエンジニアへの転職を目指す方が多くなっています。

周りが「AIの時代」などと騒いでいるから何となく興味を持ったものの、実際詳しいことはよく分からなかったり、現在、調べている最中の方も多いでしょう。

ここでは、「AIエンジニアの特徴」についてお伝えします。

需要が高く将来性がある職業

AIエンジニアの将来性は非常に高いと言われています。人工知能で処理することが増えており、ますます便利な世の中になっていくからこそ、AIの需要も高まっています。

その将来性は多くの企業も期待するもので、AIエンジニアは企業からの需要も非常に高いです。

特に、日本は少子化に伴い、労働人口減少への対策が急務となっています。AIの発達により仕事を自動化することで、人手不足の解消に大きな貢献を果たすとも言われています。実際に、スーパーのレジや一部の工場でも仕事を自動化する動きが見られ、これからもその傾向は強まると予測できます。

また、AI開発や運用で必要とされる場合が多く、一度構築したAIに精度などの点で課題が生じた場合は、修正が必要になります。その場合は、PythonやC言語、Javaなどのプログラミングスキルが求められます。基本的なAI開発であればPythonで良いですが、複雑なものとなるとC言語やJavaは必須になります。

AI開発といえばPythonのイメージがあるかと思いますが、AIエンジニアを目指すならPythonだけだと不十分と言わざるを得ません。

やりがいや楽しさが感じられる職業

AIエンジニアは人々がどんな世界を待ち望んでいるか調査し、それに合わせて新たなシステムを開発していく職業と言えます。世の中の役に立てている強い実感が持てる点で、やりがいや楽しさを感じる方も多いです。

「画像を認識させ、アスリートのフォームや動きを分析するシステムを導入したことで、選手の技術が向上した。」

「音声認識の精度向上により、検索作業やドキュメント作成の効率化に繋がった。」

そんな世の中の声がAIエンジニアに届くと、報われた気持ちになるそうです。

あるAIエンジニアは、「自分が参画したプロジェクトで開発したシステムが、世の中をより便利にしていく姿を見られること」が何よりの喜びだと言います。

人の生活や人生に強い影響を与える仕事は高い技術と責任が伴いますが、それが彼らにとっての原動力となっていることは言うまでもないでしょう。

AIエンジニアとは、そんな夢のある職業であると言えます。

年収が高い企業からの募集が多い

AIエンジニアとしての高水準の技術を身に付けることができれば、高い報酬を受け取ることもできます。最先端の技術と言われるだけあって、年収の高い企業からの募集が多いです。求人の半分以上が年収700万円を超えています。

スキルが高く経験が多いほど、年収は他の職業よりも上がる傾向が強く、このことからも「高い給料を払ってでも、企業はAIエンジニアを欲している」ことが伺えます。

経験とスキルを積み重ねていき、プロジェクトの根幹を担うようになれば、1,000万を超える年収を獲得することも可能でしょう。

新しいことが好きで探求心が強い人に向いている

AIエンジニアは、常に新しいサービスを開発することと隣り合わせです。そのため、新たな刺激を求めて止まない人や、今までにないシステムを作ることに魅力を感じる人が向いています。

また、色んな角度から物事を追求しなくてはならない職業でもあります。AIエンジニアは、海外から最先端の技術を学ぶため、論文を読むことが仕事になっていると言います。世の中で求められていることは何か、どうすればそれを実現できるのか、地道ではありますが強い探求心を持ち続けられる人が求められます。

新しいことが好きで探求心旺盛な方は、ぜひAIエンジニアを目指して技術を高めてみてはいかがでしょうか。

AIエンジニアの役割と具体的な仕事内容

「AIエンジニアに魅かれてきたが、実際にどんな役割を担い、どんな仕事をしているのか知りたい。」

そんな方もいらっしゃるかと思いますので、ここではAIエンジニアの役割と仕事内容についてまとめます。

企業におけるAIエンジニアの主な役割

生活やビジネスシーンで生じた課題をAIを通して解決していくことが、AIエンジニアの主な役割です。

具体的に言うと、例えば、近年自動車による事故が連日にわたりニュースで報道されています。その社会現象を受けて、「事故率を下げる」ことが課題に挙がります。では、どのように解決するか。画像認識機能や音声認識機能を車に搭載し、通行人や対向車、信号、標識など、運転において重要な情報を認識できるようにします。危険を察知すると自動でブレーキをかけるシステムを作れば、「事故率現象」に貢献できるのではないでしょうか。

AIエンジニアの役割はそれだけに留まらず、『精度が担保されているか』実証・検証を繰り返さなければなりません。まずは小規模で試行してみて、期待通りの動きをしているか確認します。もし期待通りでなければ、改修する必要があります。

どうすれば期待通りの結果になるか、試行錯誤することもAIエンジニアの重要な役割となります。

ここまで到達するには相当なスキルレベルが求められますが、プロジェクトの深層部まで関わることもでき、必要不可欠な人材となれるでしょう。

AIを適切に活用すると、ビジネスにおける課題解決も可能になります。その際には、クライアントとなる企業の課題やビジネス形態をしっかりと理解して、開発する役割を果たさなければなりません。

このように現在、AIエンジニアは非常に重大な役割を担っているのです。

AIの学習力をアップさせるアルゴリズム・モデル開発

AIエンジニアの仕事の1つに、「アルゴリズムやモデルの開発」があります。

あまり聞き慣れない言葉だと思いますので、簡単に説明します。

アルゴリズムとは、問題が発生した時に正しく解消するための手順のことです。

また、AI開発をしていると予期せぬ事象が発生することもあります。それにより未知のデータが発生するわけですが、その際にどんな結果になるのか予測するロジックのことをモデルと言います。

まとめると、アルゴリズムやモデルの開発とは、『予期せぬ事態が起きた時に、適切に解消する手順を作る』と考えてもいいでしょう。

それにより、機械学習の精度も上がり、よりよいサービスの実現が可能になります。

AIエンジニアは、AIを常に新しくより賢い状態にアップデートしていくことが、主な仕事になります。

AIの動作を確認するPoC実証実験

AIが常に正しい動作をしているか検証するのもAIエンジニアの仕事です。

PoCとは、本番開発を行う前に試験的に機械学習を行うことで、期待通りの精度であるか検証します。もしも、想定外の動きがあれば、原因を調査したり、システムの見直しを図ったりする必要があります。

開発したものがリリースされた後に、不具合が発生してしまったらクレーム必至ですよね。システム不具合で大事故に発展することになれば大問題です。そうならないためにも、本番開発に入る前に、きちんと動作確認をする必要があるのです。

AIを活用して様々なデータを解析

AIエンジニアの仕事に、ビッグデータと呼ばれる大量のデータを解析することも含まれます。そのため、データベースからデータを取り出す作業も頻繁に行われます。AIエンジニアはデータベースの深い知識が必要となり、SQLのスキルも不可欠です。

また、データベースにあるデータを解析し、機械学習を行っていきます。その際に誤った解析を行わないために、AIエンジニアは統計学的な知見や微分積分、確率論などの数学的な知識を駆使して業務を行っています。

AIエンジニアの1日の仕事の流れ

AIエンジニアの需要や仕事内容はお伝えしましたが、仕事の流れや出社から退社までの流れは、まだイメージがつかないままですよね。ここでは、AIエンジニアの一日の業務について見ていきます。

AIエンジニアの業務は幅広く、データ解析チームや開発チームなど、チームによって仕事内容が違うこともあるので、「AIエンジニアの一日の仕事はコレだ」と一概に言うことはできません。一例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

主にデスクワークを中心に行う

AIエンジニアは、PCや資料と向き合うことが多いです。そのため、デスクワークが中心となります。

中でも、自社サービスの開発や、クライアントからの依頼など内容はさまざまです。前述したとおり、AIエンジニアは高水準のスキルが求められるため、個人の技術力が重視されます。

また、AIエンジニアはミーティングを開いたり、進捗の報告会を行ったり、チームで会話しながら認識を合わせる機会も多いです。デスクワークが主とはいえ、きちんと仕事仲間とコミュニケーションを取れなければなりません。AIエンジニアだからといって、技術だけ極めようとするのではなく、現場でのコミュニケーション能力も必須となります。

出社から退社までの流れ

ここではAIエンジニアの出社から退社までの一例を紹介します。

朝出社するとまず会議に向けてデータ分析を行います。会議の時間に間に合うように分析結果をドキュメントなどにまとめ、会議で報告します。

会議が無い場合は、論文を読むこともあり、その日のスケジュールや進捗によって、作業内容を変えています。

夕方は報告会に参加し、一日の進捗を報告します。チームのタスクの進捗や、今誰がどの仕事に着手しているのかを把握し、退社となります。

もし、自分の仕事が遅れていたり、他のチームメンバに遅延が発生していれば、残業することもあります。

また、企業によってはエンジニアのスキル向上のために、勉強会を実施することもあります。月一で行ったり、必要に応じて開催していることもあり、頻度は時と場合によって変動します。こういった勉強会で、海外の論文から得た知識を共有したり、先輩エンジニアから技術や現場の仕様に関する教示が行われるようです。

AIエンジニアになるために必要なスキル

AIエンジニアには高水準のスキルが求められることが、以上の内容からお分かりいただけたかと思います。では実際に、現場でどんなスキルが必要なのかを確認しましょう。

即戦力となる実務経験が必要

AIエンジニアになるためにはAIについての専門的な知識と、即戦力となる実務経験が求められます。最先端の技術と言われるだけあって、エンジニアとしては狭き門と言えるかもしれません。

まずは、IT企業に1度就職し、数年の開発経験やデータベースの実務経験を積んでから、AIエンジニアへ転職する方が多いです。

今後、さらなるスキルアップを求め、AIに夢を抱いてAIエンジニアを目指す方も多く、その過程としてIT企業で実績を積み上げている方もいます。

数学や統計学なども必要であったり、学ぶべきことは多いですが、それだけにやりがいも大きいです。諦めずに継続してスキルをつけていきましょう。

PythonやC言語などのプログラミングスキル

最低限覚えたい言語
Python、C言語、Java

AI開発には、プログラミング言語が用いられるため、特にPython、C言語、Javaなどの言語は必須となります。AIと言えばPythonというイメージが強いですが、C言語、Javaを使った開発経験があるなら有利です。

Pythonは習得難易度が低く初心者でも学習もしやすいため、簡易なAI開発ではよく使われています。ただ、複雑で大規模なものになると、ほとんどの場合、C言語やJavaが使われます。AIエンジニアへの転職を目指すなら、これらの言語も一緒に習得しましょう。

「AI=Python」という認識をお持ちの方も多いですが、AIエンジニアは複数の言語や知見を駆使して仕事をしていることを忘れないでください。

機械学習ライブラリを活用するスキル

AIの開発に携わると、機械学習ライブラリを活用する力が求められます。機械学習のライブラリの数はとても多いです。その中で、実装したい機能に合わせて必要な機械学習ライブラリを利用し、効率的に作業を行う力が要求されます。

全てを網羅できなかったり、調べてもなかなか出てこないなど、学習するのは大変ですが、AIエンジニアとしては必須スキルです。惜しみなく学習しましょう。

データ解析や数式処理のための知識と能力

AIを活用するためにビッグデータを解析したり、数式を処理したりすることは避けられません。統計学の知識と数学的な思考力は必須スキルと言えるでしょう。

また、AIエンジニアは膨大なデータを処理するため、データベースに強いほど有利です。データベースの知見とSQLのスキルも必須です。

プログラミングサイトで学習したり、実際にデータベースを主に扱う現場に行き、経験を積むことをおすすめします。

仕事内容と必要スキルを整理してAIエンジニアを目指そう

すでにエンジニアとしての経験がある方は、どのスキルが足りてなくて、何をすればいいのか整理できたでしょうか。AIエンジニアになるためには、高い技術力が必要なので、継続的な努力を続け技術力の向上を目指しましょう。

AIエンジニアになれば収入などの条件が良い仕事が多いだけでなく、これからの社会で必要とされるサービスなどやりがいのある仕事につくことも可能です。学習に時間や労力をかけたことは決して無駄にはならず、何倍にもなって自分にかえってきます。

どんなAIエンジニアになりたいかを具体的にイメージしながら目標を立てていきましょう。