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アプリ開発エンジニアになる3つの方法!

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アプリ開発と聞いてみなさんがイメージしやすいのは、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンで使うアプリでしょう。しかし、実際アプリ開発エンジニアとしては、これらスマホアプリの他にも各種アプリ・サービスを作る職種があります。

アプリ開発エンジニアに求められるスキルや業務内容を抑えてキャリアアップを目指しましょう。この記事ではアプリ開発エンジニアになる方法や具体的な業務内容を解説します。

アプリ開発エンジニアになる3つの方法

私たちが普段からよく使っているサービスを作っているアプリ開発エンジニアはエンジニアの中でも魅力的な職業だと言えます。

ここではアプリ開発エンジニアになる3つの方法を紹介します。

1. アプリ開発事業を運営する企業に入社

1つ目はアプリ開発事業を運営する企業に入社することです。入社する企業を選ぶときには、自分の好きなサービスを作っている企業に入社するのがおすすめです。そうすることでモチベーションを保ちながらアプリ開発エンジニアとして活躍していけます。

2. エンジニアとしての経験を積み、社内SEとして社内のアプリ開発に携わる

2つ目は何年かエンジニアとして経験してから社内SEとして社内のアプリ開発に携わることです。社内SEは通常のエンジニアと比べて新卒で募集しているケースが少ないため、多くの場合転職して目指すことになります。そのため、最初からアプリ開発エンジニアの求人のみに限定するのではなく、将来どんなアプリを開発したいのか、そのために必要なスキルを身に着けながら働ける場所はどこなのか、という点も鑑みて就職先を選びましょう。

3. フリーランスになる

3つ目はフリーランスになることです。最近は自分のライフスタイルにあった働き方ができるため、フリーランスを目指す人が増えています。フリーランスとして活躍する場合、技術力を持っていないと安定した収入を得るのは難しいです。先ほど紹介した2つと違うのは、企業に雇われていないので実力が全てであるという点です。もし何か大きなミスをしてしまうとすぐに契約終了というケースも考えられます。フリーランスになるのは何年かエンジニアとして開発経験を積み、技術力に自信をつけてからがおすすめです。

アプリ開発エンジニアの仕事とは

実際のところ、アプリ開発エンジニアは日々どのような業務を行っているのでしょうか。ここでは、アプリ開発エンジニアが開発するアプリや求められることなどを解説します。

エンジニアが開発するアプリは主に3種類

アプリ開発の種類 内容
Webアプリケーション開発 ブラウザ上で使用できるアプリケーションのことで、インストールを必要としないアプリ
スマートフォンアプリケーション開発 iPhoneやAndroid端末などのスマートフォン向けのアプリ
業務系アプリケーション開発 主に企業で利用される勤怠管理や顧客管理などの業務効率化を目的としたアプリ

アプリ開発エンジニアが開発するアプリは大きく3つに分類されます。それぞれ役割が違うアプリのため、この中から自分の興味がある分野に進みましょう。

1. ブラウザ上で動くWebアプリ開発

Webアプリケーションは、FirefoxやGoogle ChromeなどのWebブラウザ上で使えるメールアプリケーション、SNSアプリケーション、Webサービスなどを指します。私たちも日常的に利用しているサービスが多く、例えば、TwitterやFacebookなどのSNS、Amazonや楽天といったショッピングサイトなど、Webサイト上で利用しているサービスがそれにあたります。

Webアプリは社会に与える影響が大きく、便利であるWebアプリの利用者は日々増加しています。

Webアプリは開発費用が比較的安いことや、端末をまたいで広く使用してもらえるというメリットがあります。

2. 個人でも気軽に公開・販売できるスマホアプリ開発

現在は数多くの人に普及しているスマートフォン。このスマートフォン上でインストールして利用するのが、スマートフォンアプリケーション(スマホアプリ)です。

スマホアプリは、大きくiOS (iPhone) アプリとAndroidアプリの2つに分けられます。どちらのアプリを作るかによって必要なプログラミング言語が異なるため、作りたいスマホアプリによって学ぶべきプログラミング言語の選定が必要です。

またスマホアプリの良いところは、個人で開発したものを気軽に公開もしくは販売できることです。

3. 企業の業務効率をアップする業務系アプリ開発

業務系アプリケーション、企業の業務効率化・自動化を目的とした社内システムを指します。例えば、勤怠管理、給与管理、顧客管理などのシステムがそれにあたります。大企業の場合は社員数も多いため、社内システムも大規模になる傾向があります。

アプリ開発エンジニアの平均年収

アプリ開発エンジニアの年収は平均で450万円前後です。プログラマーの平均年収が約430万円と言われているため、一般のプログラマーに比べて高収入となっています。ただしあくまで平均年収になるため、実力次第でもっと高収入を目指せます。

またアプリ開発エンジニアの中には派遣社員として働いている人もいます。派遣社員の場合、スキル次第で時給3,000円以上をもらっている人もいるため、平均と比べても高収入と言えるでしょう。

最新のアプリ開発エンジニアの求人

アプリ開発エンジニアの求人は多く、未経験や経験が浅い場合でも募集しているケースが多くあります。また給与条件は全体的に平均給与と比べて高い傾向があります。以下が求人の例です。

求人例①■ブロックチェーン関連アプリ開発エンジニア自社開発スマートフォンアプリの設計・開発安定性およびパフォーマンスを重視した品質改善 など

・必要なスキルJava、Kotlin の開発経験 (Android)Objective-C、Swift の開発経験 (iOS)

・給与条件年収350~1,000万円

 

求人例②■Webアプリ開発エンジニ委託側に提供する業務サブシステムや業務バッチ処理などの開発など

・使用する言語Java、PHP、C#、VisualBasicなど

・給与条件月30万円以上

 

求人例③■アプリエンジニアWebサービス、アプリ開発、ゲームアプリケーション開発、人工知能開発など

・使用する言語Java、PHP、Kotlin、Swiftなどでの開発経験をお持ちの方は優遇(年数は問いません)

・給与条件月給28万円~50万円

システムエンジニアとの業務の違い

エンジニアと聞くとシステムエンジニアを思い描く人が多いです。システムエンジニアとは、主にクライアントとの打ち合わせにより仕様検討をしたり、仕様に沿ってシステム設計をおこなっていきます。

対してアプリ開発エンジニアとして雇われた場合は、基本的にコーディングとテストをこなしていくことになります。経験を積んでいくとコーディングやテストといった下流工程から、仕様検討や設計を決めていく上流工程に移っていくケースが多いです。

将来性とキャリアパス

結論から申し上げるとアプリ開発エンジニアの将来性は高いです。他の職種と比べて平均年収が高く、エンジニア不足であることから今後も需要が高くなっていくと予想されます。また、エンジニアは技術力とともに年収が上がっていくため、他の職種と比べて年収の増加率が高い傾向があります。

そしてアプリ開発エンジニアのキャリアパスも豊富です。企業に所属しているケースでは、はじめは開発要員としてプロジェクトをいくつか経験していき、その後徐々に設計や管理をするプロジェクトマネージャーになることが多くみられます。

他にも開発経験を生かしてITコンサルを目指す道もあります。ITコンサルは、企業の課題に対してどういうシステムを導入するべきかを提案していく職業です。特に業務系アプリの開発を経験していた場合、作業の効率化に関するノウハウを持っているため今までの経験を生かせます。

なかには独自でアプリ開発をして起業してしまう人もいます。アプリは個人でも開発ができるため、本業と並行して進められます。

アプリ開発エンジニアに求められるもの

ここから、アプリ開発エンジニアを目指すにあたって求められるスキルをご紹介します。

開発するアプリで使う言語

どのアプリを開発していきたいかによって必要な言語が異なります。必要な言語は下記の通りです。

アプリ開発の種類 必要になる言語
Webアプリケーション開発 Ruby、PHP、Python、Javaなど
スマートフォンアプリケーション開発 Swift(iOS)、Java・Kotlin(Android)
業務系アプリケーション開発 Java、C、C#など

自分がどの分野のアプリ開発エンジニアとして活躍していきたいかを決めたら、この表を参考に必要なプログラミング言語の学習を進めていきましょう。

要望を聞きだすコミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは業務を進める上で必要なスキルのひとつです。

コミュニケーションスキルには大きく2つあります。

1. チーム内でのコミュニケーションスキル

ほとんどの場合、何かシステム開発をするときはチームで進めていきます。チーム開発の場合は、周りの状況を考えて作業を進めていかなければなりません。例えば、あるメンバーの作業が遅れていて、その遅れを発見したのが締め切りギリギリだとします。そうすると、チーム全体の作業に影響が出てしまい、次工程の作業に遅れが生じてしまうのです。チームで進めていくときは、コミュニケーションを密にとるのが非常に重要です。

2. クライアント向けコミュニケーションスキル

場合によってはクライアントの要望を引き出すためのコミュニケーションスキルも必要です。エンジニアの仕事にはクライアントワークも多く、クライアントの要望をシステムとして提供する職種が豊富にあります。また、フリーランスの場合はすべてがこのクライアントとの仕事ということになります。完成度の高いアプリを作るためには、クライアントからの要望を適切に汲み取る必要があります。クライアントの要望を適切に汲み取れていない場合、もう一度設計からやり直すケースもあり、やり直すことで多くの工数を費やしてしまいます。

新しい技術を身につける向上心

アプリ開発に関する技術は日々進化しており、常に情報収集をしていないとトレンドに乗り遅れてしまいます。その時に流行っている技術を使えるエンジニアの場合、需要が高く年収も高い傾向があります。トレンドを把握するためにも、IT業界の情報誌を読んだり、有識者が開催する勉強会に参加するのもおすすめです。

業務の基礎として役立つ4つの資格

アプリ開発エンジニアとして活躍していくにあたり、以下の資格を所持しているとアピールにつながりやすいです。

資格の種類 内容
基本情報技術者資格 対象者像は「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」。 情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に相当する。
システムアーキテクト試験 主にシステムの設計が問われる
Android技術者認定試験 Androidのアプリケーションやプラットフォームの開発スキルが問われる
プロジェクトマネージャー試験 対象は予算、スケジュール、品質などの計画に基づいてプロジェクトを実行・管理する者

1. 業界の常識として「基本情報技術者資格」

基本情報技術者資格はエンジニアの登竜門と呼ばれており、新卒で入社してから資格取得を強制する企業もあります。内容としてはITスキル全般を問われ、取得することでITに関して十分な知識がある証明になります。

基本情報技術者資格を取得後は、応用情報技術者試験の受講がおすすめです。より難しい内容となっており、現在エンジニアをしている人でも合格が難しい資格の一つです。取得すればより大きなアピールにつながるでしょう。

試験は年2回の実施で、4月と10月に開催されます。

2. アプリ開発の基礎「システムアーキテクト試験」

システムアーキテクト試験は高度資格と呼ばれており、外部設計や基本設計といった上流工程を担当するシステムエンジニア向けです。試験の内容は、各業界の業務知識が問われ、それらの知識をもとに設計できるかが求められます。合格することで、システム設計に関して十分な知識があることの証明につながります。合格率は約15%と低く、非常に難易度が高いためエンジニア経験が長い人でも合格が難しいです。

IPAが主催する試験で年2回、4月と10月に開催されます。

3. 世界で認知される「Android技術者認定試験」

Android技術者認定試験制度は、アプリ開発エンジニア向けの「アプリケーション技術者認定試験」、プラットフォーム開発エンジニア向けの「プラットフォーム技術者認定試験」、2種類の認定試験を設けています。各試験は「ベーシック」「プロフェッショナル」から難易度ごとに選べます。取得することでAndroid開発に関する知識の証明になり、今後のキャリア形成に役立ちます。

4. マネジメント力を示す「プロジェクトマネージャー試験」

高度資格の1つであるプロジェクトマネージャー試験は、今後のキャリア形成のために取得するのもおすすめです。プロジェクトを成功へと導くために、チーム内の管理能力が問われます。この資格を取得すると、仮にアプリ開発の経験の長さを理由にいきなりプロジェクトマネージャーを任されてもうまくこなせるでしょう。

未経験からでもアプリ開発エンジニアに挑戦

今回はアプリ開発エンジニアを目指したい方に向けて、仕事内容や求められるスキルについてご紹介しました。

アプリ開発エンジニアとしてキャリアを積んでいきたい方に、参考にしていただけましたら幸いです。

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本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。

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