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リモートワークエンジニアになるには?PHPの習得と会社選びがコツ

リモートワークで自由な働き方を手に入れたい

新しい働き方の一つとして注目されている「リモートワーク」は、オフィスに通勤せず、自宅やカフェなどのワーキングスペースなどで働くことです。通勤の時間や、満員電車に煩わされず働けるため、多くの世代からの注目を集める働き方です。

特にエンジニアは開発の環境さえ整っていれば、オフィスに縛られることなく成果を出すことができることも多く、リモートワークを選択する人が世代を問わず多くなっています。

これからリモートワークで働きたいと考えているエンジニアに、リモートワークの種類や必要なスキルなどをご説明します。

リモートワークエンジニアとして働くためには

PHPのリモートワークエンジニアとして働くための、基礎的な知識をまとめました。

Webエンジニアとして働く

リモートワーク向きの職種リモートワークに向かない職種
Webエンジニア
インフラエンジニアネットワークエンジニア

WebエンジニアはPCとネット環境さえあれば作業ができます。納品型の成果主義であるWebエンジニアであれば時間ではなく成果物で評価されるため、リモートワークに向いています。また、多くのWeb系開発企業がリモートワークを制度として取り入れています。

逆に、エンジニアの中でも、インフラエンジニアやネットワーク運用監視のエンジニアなど、決まった場所で働く職種の場合は、「その場所で決まった時間働いている」ことが重視されるため、リモートワークが許可されないケースが多いです。

リモートワーク向きの言語を習得する

リモートワークで働きたいという希望を叶えるには、リモートワークのエンジニアを募集している企業が採用しているプログラミング言語のスキルを身につける必要があります。

求人サイトでリモートワークでの求人件数を比較したところ、メジャーなプログラミング言語である「PHP」「Ruby」「Python」の3つの中では、PHPでの募集が一番多いことが分かりました。

Reworkertype
PHP14件29件
Ruby10件16件
Python8件23件

参考

Reworker:https://type.jp/

type:https://www.reworker.jp/

PHP

PHPは多くのWebサイトで使われている技術で、リモートワークの募集が多いWeb系の企業でも常に多くの求人があります。

たとえば、 世界のWebサイトの25%を占めるWordPress(CMS)はPHPで開発されているため、Wordpressを使った企業のサイト構築などで一定の需要があります。Webエンジニアとして最も求人数があり、一般的な技術と言えます。

Ruby

PHPについで求人件数の多いRubyは、日本で開発された言語です。PHPと同様にWebアプリケーションの開発に使用されます。現在はRuby on Railsという、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークを利用することも多くなっています。

Webアプリケーション開発も、リモートワークでの求人が多くあります。

Python

PythonはPHPやRubyに比較すると新しい言語で、近年人気が高まっています。汎用性が高く、様々な分野で使用されます。Webだけではなく、データ分析などの分野でも多く使われていています。

新しい技術のため将来性はありますが、学習コストは他2つに比較すると高くなるのがネックです。

PHPの習得方法

今回は、3つの中でも求人数・エンジニア総数が多く、Webアプリケーション開発でもっとも一般的な技術であるPHPの習得方法や難易度について説明します。

PHPの習得難易度

PHPは学習コストが非常に低く、初心者でも学習しやすいプログラミング言語です。また、利用するエンジニアの数も多いため、自学のための方法や書籍が豊富にあるのも魅力です。
取り組む人が多いため、わからないことがあっても検索すれば、かなりのヒントを多くの場所で得ることができます。

おすすめのPHP学習サイト

PHPの学習には、動画や実際のコードを入力して実行結果を確認できるサイトがおススメです。書籍だけではわからないことでも、動画で実際の動きを確認することで多くの疑問が解消されます。

「ドットインストール」

幅広い技術が学べる学習サイトの老舗。無料で動画を見てPHPを学習できるサイトです。
動画は3分程度で短く、要点だけを繰り返してみることができます。

PHPは概要や基礎を学ぶレッスンは無料で利用ができます。またWordPressの入門編講座も無料で利用できるので、こちらも受講をおすすめします
有料コースは月額1,080円 (税込)です。

https://dotinstall.com/

「paizaラーニング」

オンラインのブラウザ上でプログラミング言語を実行する学習サイトです。初心者は、プログラミングに取り組む前の環境構築につまづいてしまうことが多いため、特に「周囲に聞ける人がいない」初心者におすすめです。


無料で入門編の2まで、また各章の冒頭を学習することができます。ドットインストールに比較すると転職サービスとも連携しているので、具体的な転職を考えている方が、自分のレベルを知るのにも役立つサービスがあります。有料プランは1,078円ですが、12か月コースだと月当たりは600円です。

https://paiza.jp/works

PHPエンジニアがリモートワークで働くための必須スキル

「リモート」という働き方で成果を出すためには、必須となるスキルを「開発スキル」と「管理能力」の二つの観点で解説します。

 Webエンジニアとしての開発スキル

当然ですが、PHPなどのWeb系開発言語の他に、HTML・CSS・JavaScriptなどの知識が必要となります。オフィスで働く場合は、わからないことを直接他のエンジニアやデザイナー等に質問することができますが、リモートワークではオンラインでのやり取りや自分で調べて解決しなければなりません。より広く知識を持つ方が結果的に仕事が効率的に進められることになります。


また、開発スキルそのものに一定の実績がないと、リモートワーク自体を承認されない会社もあります。

全てを確認しながらでないと進められない・相談できないと自信がないというエンジニアでは、リモートワークで成果を出すことは難しいと予想されます。

管理能力

開発能力だけではなく、時間の使い方など自己管理能力やタスク管理能力、セキュリティに対しての危機管理能力等も必要です。


自宅での業務では、ちょっとくらい寝坊しても…休憩しても…と、つい誘惑に負けてしまい、オフィスで働いていたときに比べて結果的に成果が上がりにくくなることも少なくありません。また、オープンなカフェやコワーキングスペースでの業務中に、顧客の個人情報などを開いて問題になることもあります。

オフィス以外で安全に・効率的に働くためには、自分を客観視し、リスクに備える管理能力が不可欠です。

リモートワークで働く会社を選ぶポイント

「リモートワーク」で求人している会社でも、その取り入れ方や対象者など、自分が希望しているものに合致しているかを確認することが重要です。入社後のミスマッチがないように以下で紹介するポイントを確認しておきましょう。

また、リモートで働きたいという気持ちを優先して、条件を妥協しすぎることがないように注意しましょう。無理して契約を結んでもトラブルになったり無理がでたりと後悔することにもなりかねません。

フルリモートで働けるか

リモートワーク可となっていても、完全にリモートのみで勤務できる場合と、出勤日がありオフィスへの出社が求められる場合があります。

リモートワークには日数や働き方により、以下四つに分類されます。

  1. ハイブリッド・リモートワーク
    正社員で、一週間のうち、オフィスで働く日とオフィス外で働く日が混じっている状態です。現在のリモートワークでは一番多く企業が採用している働き方です。
  2. フルタイム・リモートワーク
    正社員で勤務時間の全日をオフィス外で働き、オフィスを原則として利用しない働き方です。
  3. リモート・アウトソース
    フリーランスとして、社外で開発を行い、成果物を納品するスタイルの働き方です。副業として始めるのに向いているスタイルです。
  4. テンポラリー・リモートワーク
    「テンポラリー」は一時的という意味で、一時的な業務を遠隔で行うリモートワークをテンポラリー・リモートワークと呼びます。


「リモートワーク可」の求人でも、ハイブリッドやテンポラリーでは希望に合致しない、という場合、事前に「フルタイムのリモートワークが可能か」を確認しておきましょう。

大企業かベンチャー企業か

エンジニアとして転職する場合、他の職種以上に「制度がしっかりしている大企業」と「裁量の大きいベンチャー企業」を比較して、自分の希望に合致するかを検討することが重要です。

大企業の場合は、周囲に技術的優れた人材が多い、手当や制度が整っているといったメリットがあります。

一方で、設立まもないベンチャー企業の場合は、部署や職種を越えて様々な仕事を任せてもらえたり、制度をフレキシブルに変えてくれる可能性があります。大企業では「この手法を取り入れた開発をしたい」等の希望があっても、会社の開発ルールや採用ツールを簡単には変えることができません。最新のことにチャレンジして行きたい!と考えるエンジニアの希望と合致しないこともよくあります。

「安定性や福利厚生」よりも「自由度の高さ」を求める場合は、大企業に転職することが必ずしも成功とは言えません。転職が成功しても短期で離職することになってしまっては本末転倒です。

リモートワークで働きやすい制度が整っているか

リモートワークでは、オフィスで当たり前に使える設備(インターネット回線やプリンターなど)がなかったり、雇用形態が正社員以外であることがあります。

Wi-Fiなど仕事関連の設備投資、リモートワークだが雇用形態が正社員での採用、副業可、コワーキングスペースなどの費用負担がある、残業手当有り(リモートワークの場合時間管理が難しいため、裁量労働やみなし残業などの制度がセットになっていることも多く、その場合残業代がつかない時もある)など、自分がリモートワークをしやすい条件がある会社を選ぶことが重要です。

リモートワークで働けるエンジニア求人の探し方

実際にリモートワークで働くために、リモートワークでのエンジニア求人の効率の良い探し方をご紹介します。

エンジニアの求人が豊富な転職サイトで探す

全体の求人数が多い一般的な転職サイトではなく、求人数が比較的少なくてもエンジニアの求人に特化した転職サイトに絞って探す方が、多様なエンジニア求人を探すことができます。自分の実績や得意ジャンルを考慮したうえで探したほうが、転職活動も効率的になります。


また、リモート可の仕事は特にWeb系の企業が多く掲載されているサイトだと見つかりやすい傾向があります。

・Forkwell
Forkwellはエンジニアに特化した転職サービスです。ポートフォリオサービスなど、webエンジニアに役立つ機能があります。エンジニア求人の求人内容も詳細でボリュームが多く読みごたえがあるのが特徴的です。


エンジニア向けイベントなどの情報も豊富で、転職だけでなくスキルアップなどにも役立ちます。

クラウドソーシングサービスを利用する

クラウドソーシングサービスとは、企業と個人を繋げてくれるサービスです。

「クラウドテック」「クラウドワークス」「ランサーズ」などのサイトがあります。

フリーランスでのWeb開発では、逆に「デザインは誰かに頼みたい」など、発注者としても利用することができます。

・クラウドテック

キャリアサポーターがフリーランサーと企業を人の手で仲介してくれるサービス。業務委託や、週2-3日でのお仕事も豊富で、自分の状況に合わせて選びやすくなっています。一部常駐型や、長期の案件が多く、比較的単価の高い仕事が中心になっています。サポーターが仲介してくれるため、案件選びの相談がしたい人におすすめです。
クラウドテックにはリモートワーク特設ページもあります。


・クラウドワークス

登録者数・案件数ともに多い、日本最大級のクラウドソーシング。開発以外にもデザインやライティングなど多様な案件があり、副業として取り組める短期間案件も多く便利です。
まずは副業として気軽に始めてみたい、という方が最初に案件を探してみるのにおすすめです。

ランサーズ
システム開発・Web開発など、開発の種類別に探すことができる。開発案件は過去の案件の詳細なども閲覧できるため、「どれくらいのレベル感か」などが想像しやすいため、案件を見ているだけでも参考になります。また報酬未払いなどのトラブルに手厚いサポート体制があり、フリーで働くことが初めてで不安がある人には特におすすめです。

リモートワークが可能か交渉してみる

「リモートワークが認められない以外は、今の会社に不満はないので、転職は抵抗がある」という人は、今勤めている会社にリモートワークが可能かを交渉するのもひとつの手段です。エンジニアの退職は会社にも退職者にもコストがかかることなので、検討の余地はあるのではないでしょうか。


特に、リモートワークを希望する理由が家族の介護や育児といった家庭の事情や、怪我などでやむを得ないものであるときは、相談せずに転職するのではなくまずは会社に相談してみましょう

また、フリーランスや副業などの案件は、知人からの紹介で見つかる場合もあります。自分と案件の間を仲介するものが少ないほど報酬は高くなる傾向があるので、知人からの紹介は特にメリットがあります。副業が認められている会社で働いているのなら、積極的に友人知人に「在宅でWebエンジニアの仕事を探している」と広めておくと、意外なご縁があることもあります。

そして、これらの「交渉」や「自分から仕事を探していることを周囲に言う」というコミュニケーション力は、リモートワークに実際に取り組むときにもプラスになります。

スキルアップしてPHPでリモートワーク

リモートワークはこれから増えていく働き方だと予想されていますが、職種や業界によってその取り入れ方には大きく差がつきます。特にWebエンジニアはその職務内容から、リモートワークの採用が増加していくことが期待できます。
自由度の高い働き方である反面、時間ではない成果を確実に出していくことを求められるのがリモートワークのポイントです。そのために、スキルアップのための学習を常に意識しなければなりません。

PHPはwebエンジニアの中でも求人数が多く、また学習コストも低いため、他ジャンルのエンジニアからWeb系に転向したいと考える人には勉強する価値のある言語です。Webエンジニアでのリモートワークを考えている方は、まずはPHPを無料の範囲での学習サイトからでも触れてみることをおすすめします。