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30代未経験からエンジニアを目指すメリット3選

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「30代未経験からエンジニアを目指す」と聞くと、仕事の複雑さからチャレンジするのは難しいと考える人が多いと思います。

確かに、30代未経験でエンジニアになるのは厳しいですが、決して不可能ではありません。エンジニアとして就職すれば、高収入やキャリアアップを望めます。

この記事では、30代未経験からエンジニアになるためのメリットを紹介します。エンジニアを目指したい方は是非参考にしてみてください。

30代未経験がエンジニアになるメリット3選

Webにアプリ、デジタルコンテンツとエンジニアの仕事は種類も量も豊富ですが、他の業種に比べて多くのメリットが存在します。

ここでは30代未経験からエンジニアになるメリットについて解説します。

1. キャリアアップすることができる

ひとつの会社・業界に長くい続けると、仕事への意欲が失われたり、新しい発見も少なく自分の成長が止まってしまったように感じることが増えてきます。

もしあなたがそんな状態なら、エンジニアに転職するのは大きな意義があります。エンジニアは最先端であるIT業界の最前線、これからのキャリアに大きなプラスになります。努力次第でさらにキャリアアップするのも夢ではありません。

2. 求人数が多いので選択肢が豊富

IT技術は日々進歩しており、紙の書類の電子化やマーケティングオートメーションなど今までになかった技術が次々と社会に新たな価値を創り出しています。しかし一方で、それに取り組むエンジニアの数は十分に増えず、IT業界は慢性的な人手不足に悩まされています。

そのため業界では、募集資格を未経験可まで門戸を広げ、なんとかしてエンジニアを確保しようとしている企業もあります。エンジニアは今も職種や仕事は増え続けており、そのため求人数は多く、応募する側にすれば選択肢が非常に豊富だというメリットがあります。

3. 給料がアップする可能性が高い

エンジニアは一般のサラリーマンと比べて平均年収は高額です。転職すれば今より給料がアップする可能性は高く、さらにキャリアを積めばもっと効率的に収入が得られるようになります。

ニーズの高いエンジニアに転職すれば、日々の仕事をこなしていくことで自分の市場価値を知ることになり、そこから新たな価値を創造できるようになるかもしれません。

しかしながら、エンジニアとしては初心者扱いになるので一時的に給料が下がるリスクもあることを覚えておきましょう。給料やキャリアアップを含め、あなたの人生にそんな新しい道が開ける可能性があります。

30代エンジニアの平均年収

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エンジニアの平均年収はおよそ550万円程度です。ただしエンジニアといっても言語や開発、業種によって違いがあり、それは性別や雇用形態についても同様です。

20歳〜24歳 30歳〜34歳 35歳〜39歳
男性エンジニア 440万円 420.3万円

520.3万円

434.5万円

538.5万円

女性エンジニア 283.5万円

313.5万円

329.0万円

392.6万円

385.5万円

406.3万円

フリーランス 400万円〜600万円

 

男性エンジニアの場合

男性エンジニアは、20歳〜24歳までの平均年収が既に440万円を超える高額となっています。しかし、30代からは年収に差が現れはじめ、30歳から34歳で420.3万円〜520.3万円、35歳から39歳で434.5万円〜538.5万円と大きな差があります。勤務歴や能力によって差が大きいと思われます。

女性エンジニアの場合

女性エンジニアは、最初の20代前半から283.5万円〜313.5万円と男性に比べると低くなっています。20代後半ではアップしますが、30歳から34歳で329.0万円〜392.6万円、35歳から39歳で385.5万円〜406.3万円です。

フリーランスの場合

30代半ばから40代の会社員時代にIT業界でそれなりに評価されるエンジニアであれば、フリーランスとして独立することでそれまでの年収を超えることもあるでしょう。

しかし、十分なスキルがなかったり短期的な報酬の少ない案件しか受注できなければ年収は下がります。特に30代フリーランスは400万円〜600万円ほどと、上限と下限の差が200万円ほどもあり違いが浮き彫りになっています。

実力の差が現れにくい20代のフリーランスエンジニアは年収が低く、30代以降で経験を積んだネットワークエンジニアや、プロジェクトマネージャーを任せられるエンジニアが高額な年収を得ているのです。

30代未経験からエンジニアになるためのコツ4選

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ここから、未経験からエンジニアになるためのコツを見ていきましょう。多少プログラミングを学んではいても、仕事として取り組んだことがなく全くの未経験、しかもどんな仕事の求人があるのかも知らないのでは心配です。現実的にエンジニアとして採用されるための適切な方法やコツには以下の4つが挙げられます。

1. 学習サイトを活用する

当然ですが、エンジニアになるならプログラミング言語の習得は不可欠です。プログラミング言語は、Webから基幹システム・スマホアプリまで幅広く採用される「java」や、Web開発に欠かせない「PHP」などがあり、目的ごとに必要な言語が異なります。

さまざまなプログラミング言語をより手軽に習得するなら、学習サイトを活用するとよいでしょう。初心者でもゲーム感覚でプログラミング言語を学べるサイトや、短い動画で視覚的に効率的に学習するサイトなど、生活スタイルに合わせて学習することができます。

学習サイトは有料のものもありますが、初心者を対象とした無料コースのものもあります。まずはどのような勉強をすればいいのか、確かめるために利用するのもよいでしょう。

 2. プログラミングスクールに通う

より短期間で、しっかり勉強するならプログラミングスクールがおすすめです。プログラミングに限らず、独学だと壁にぶつかってやる気を失ってしまうこともありますが、スクールならすぐに聞けるエンジニアがしっかりフォローしてくれたり、同じ志を持つ仲間と励まし合いながら勉強することができます。

近くにスクールがない地方に住む人でも受けられるよう、オンラインで授業を開講しているものもあります。受講には概ね8万円〜15万円程度の授業料が必要です。内容やサービスはスクールごとに大きな違いがあるので授業内容から卒業後の支援なども見て、自分に合ったスクールを選ぶとよいでしょう。

3. 転職エージェントを利用して就職する

いくらプログラミング言語を学んでも、いざ就職するとなると本当に自分に合った会社・業務なのかはわかりません。それらはすべて自分で判断する必要があり、ミスマッチのリスクはどうしてもつきまといます。

そこで転職にあたりおすすめなのが、転職エージェントの利用です。転職エージェントは、登録すると完全無料で転職相談に応じてもらえる上、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など就職までしっかりサポートしてくれます。

また、エンジニアは特殊な仕事なので「Forkwell Agemt」のように技術系に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。Forkwell AgemtはITやWeb、ITコンサル業界の非公開求人も多数取り扱い、徹底したエンジニア・ファーストの立場を貫いています。

4. ITエンジニアに関する資格を取得する

エンジニアの現場ではよく「資格より実務経験が大事」といわれますが、難易度が高く簡単には取得できない資格を持っていれば、専門性の高さや知識の豊富さを表す絶好のアピール材料になります。

たとえば、基本情報技術者や応用情報技術者、オープン系ならORACLE MASTER、ネットワーク系ならCCNAやCCNPといった資格は確かな業務知識を証明してくれます。

他にも、英語をはじめとした語学系資格も有効です。外資系企業と取引する機会がある企業なら、技術・語学に明るい人材は商談・プレゼンで頼りになるので、好条件で採用される可能性があります。

30代の未経験エンジニアに求められるもの3選

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30代のエンジニア未経験者が実際にIT業界から求められるポイントを押さえられれば、解決すべき課題や必要な能力・資質について対策を取ることができます。

1. 数字で視覚化された実績

転職の際の評価ポイントとして最も確かでわかりやすいのは、数字などで視覚化された実績です。たとえば企業の内外から表彰された、取り組んだ顧客サイトのPV数の増加、月あたりに作成した要件定義書の数などは、過去の実績として有効です。

また、扱うことのできるプログラミング言語の種類や幅の広さは、より直接的な材料といえます。相手企業の業種や求める人材像に合わせ、よりわかりやすく実績をまとめておきましょう。

2. 社会人としての人間性

エンジニアは「一人で黙々と仕事をする人」というイメージがあるかもしれませんが、企業で働くならやはり、組織に関わる社会人の一人として適切に振る舞える能力や人間性が求められます。

30代の転職者なら、前職で役職についていたり、幅広い業種との交渉・協力でやり遂げたプロジェクトがあれば、そこで培った交渉力やコミュニケーション能力がひとつの武器になり、転職後も役立ちます。

3. すぐに活躍できる即戦力

30代転職者を採用する最大のメリットは、新卒とは違い一から十まで教えなくてもこれまでの仕事を通して得ている経験やスキルを使って、すぐに活躍できる「即戦力であること」です。

たとえばWeb開発企業であれば、最低限のレクチャーはあっても入社後すぐ「環境設定が終わったらすぐこのサービスに〇〇機能を追加してください」「毎日スクラム会議に出てもらうのでサービスの改善点をどんどん発言してください」といったことはよくあります。

逆に言えば30代で採用された時点でそれらができそうだと判断されたということです。経験のないことでも、それに取り組む姿勢や解決のための行動は期待されています。

もしなかなか採用してもらえないなら、技術力や知識、キャリアに対する考え方など年齢に応じて求められるポイントを一度じっくりと見つめ直してみましょう。

30代未経験がエンジニアを目指すときに覚悟しておくべき3つのこと

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ここまで、エンジニアになるメリットやコツについて述べてきましたが、一般的に30代未経験からエンジニアになるのは厳しいのが現状です。主にその専門性から「エンジニアになるのは難しい」と考えられがちですが、その他にもエンジニアならでは、IT業界ならではの特徴が原因となる難しさもあります。 

30代未経験からエンジニアを目指す場合、以下の3つを覚悟しておく必要があるでしょう。

1. 20代の時よりも多くのことを求められる

どんな仕事でも同じですが、年齢はある意味でキャリアと同じように扱われる面があります。年齢が上がれば、曰く「年齢だけあって常識をわきまえている」と求められることが多くなります。

エンジニアについても同じで、たとえばチームでプロジェクトを進めていればリーダーとしてまとめるスキルやメンバーとのコミュニケーション能力が求められます。

しかも、駆け出しの20代とは違い、失敗しても「よい経験」と許されるどころか、むしろ若手の失敗をうまくカバーする役回りを求められることが増えます。

30代で転職すると、職務能力や知識以外でも若手に対してのよき先輩、手本のような役割が自ずと期待されてしまうのです。

2. 現場には若い人が多い

IT業界で活躍する20代は、幼い頃からたくさんのデジタル機器に囲まれて育ったデジタルネイティブです。30代よりプログラミングやエンジニアリングが身近で、「プログラミング始めたのは中学生から」というくらいが当たり前なほどです。

そのためITや技術に対しての苦手意識が非常に少ない上に、若いので学習能力が高く柔軟です。それに対して、30代は前職の習慣が残っていたり業界のスピードについていけなかったりといったことが起こりがちです。

また年上であっても業界では駆け出しです。上司が年下なら「指示・指導しづらい」となかなか思うような成長を促せないかもしれません。そんな理由も、30代エンジニア採用が避けられる原因のようです。

3. スタートが遅いほど期待値に差が出る

同じ年でも、新卒からエンジニアとしてバリバリ仕事をしていれば経験も積み、実績から相応の仕事がこなせたかもしれません。しかし30代となった今はエンジニアとしてすでに出遅れているといえます。

それでも転職組のエンジニアとして採用されれば、相応の能力が期待されます。実力と期待値の差が大きいほどそれをカバーするのは難しく、一般にエンジニアとしてのその差をカバーできるのは30代前半までといわれています。

それ以上の年齢でも確かに不可能ではないでしょう。しかしかなりの努力が必要なことは間違いありません。その途中でプレッシャーに耐えきれず退職してしまう可能性もないとはいえません。

エンジニアに転職して高収入を目指そう

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30代の未経験者がエンジニアに転職するのは簡単ではありません。特にIT企業のエンジニアには20代が多く、年上の未経験者を部下とするには気持ちの面で難しさがある上、30代という年齢はプログラミング言語やITの知識を習得するにはすでに出遅れているためです。

エンジニアとして学習サイトやプログラミングスクールなどを活用したプログラミング言語の習得は必須です。さらに有利に転職するなら、難易度の高い資格取得に挑戦するのも有効です。

しかし一方で、社会人として年齢相応に得てきた社会常識やスキル、特にコミュニケーション能力を活用したマネジメント力は、即戦力として歓迎されます。

社会人としての能力とエンジニアとしての知識・資格があれば、エンジニアに転職するだけでなくさらにマネジメント職へのキャリアアップ、ひいては収入アップも夢ではありません。しっかりと慎重に準備・計画し、希望する転職と高収入を目指しましょう。

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