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「ゴールはみんなが使うプラットフォームをつくること」清水隆之&小林毅志(株式会社FiNC Technologies)【前編】

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「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」 をビジョンに掲げ、ヘルステックベンチャーとして存在感を着々と高めているFiNC Technologies。外部からは「完成した/しつつあるサービス」という見られ方をしながらも「全く完成されていない」と異を唱える執行役員 VPoEをメインにインタビューを実施しました。

<後編はこちら

プラットフォームになって「みんなが使っている」状態に

――御社の事業概要について教えてください。

清水弊社はヘルスケアとAIを掛け合わせることで健康に関連する課題の解決を目指すヘルステックベンチャーです。ヘルスケア/フィットネスアプリ「FiNC」や有料会員様向けのサブスクリプション、企業様や広告主様向けのtoBのサービス、EC、パーソナルジムなどマルチにヘルスケア関連のビジネスをやっています。

――ありがとうございます。その中で、清水さんの現在の業務内容について教えてください。 

清水:僕はエンジニアのマネジメントですね。品質管理もしていますが、開発組織全体の品質改善やデリバリー改善、採用、チーム作りなど主にマネジメントをやっています。 

一つのプロジェクトに入るのではなくそれぞれに対してエンジニアリングマネージャーがいるので、その方々やテックリードの方々がやってくれて、という感じになります。

――ありがとうございます。小林さんは、どのような業務内容になるんですか?

小林:僕はエンジニアリングマネージャー、特にサーバーサイドのエンジニアマネージャーを担当しています。

業務領域としてはエンジニア組織全体も見るのですが、清水さんとの違いとしてはプロダクト寄りのマネジメントです。設計やプロジェクトの開発プロセスを整えたり、メンバーのヒューマンマネジメント、チーム外の人達との調整などもやっています。

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――清水さんは新卒でDeNAさんに入社、フルスタックのエンジニアとして活躍された後、5年前からFiNCに入られたと伺っています。FiNCに入られた経緯は、どういうものだったのですか?

チャレンジするなら大スケール、良いチームを条件に入社

清水:実は、FiNCの前に小さいスタートアップにいたのですが、ものづくりで周りの人たちの役に立つようなものを作りたい、チャレンジするなら大きいスケールでやりたい、良いチームでやりたい、という条件で見ていてFiNCに出会いました。

FiNCは誰も解決していない課題を解決しにいくところやビジョンなど、小さい会社ながらメンバーも良かったので「これはチャレンジしてみよう」と思って入社しました。

――今後、どういうことを成し遂げていきたいですか?

清水:プロダクトは、5年前と比べると知られるようになってきたので、LINEなどのサービスのように「みんなが使っている」状態に必ずしたいと思っています。

「エンジニアの立場から会社をどう大きくするか」にチャレンジ

――同じ質問を小林さんにもさせて頂きたいのですが、前職は楽天で、2019年5月にFiNC に入社されたとのこと。大きな会社からベンチャーに入られた経緯は、どのようなものだったんですか?

小林:僕の場合は少し特殊で、前職は楽天でしたが、もともとは「フリル」というアプリを開発する会社にいました。当時からモチベーションとして「エンジニアの立場から会社をどう大きくさせていくか」にチャレンジしたいと思っていたので、楽天に吸収されてその文脈では意味がなくなってしまったんですね。

吸収された後の混乱をある程度収めた段階で、次のチャレンジをしようと思っていたタイミングでFiNCに出会いました。

――なるほど、「スタートアップを大きくしたい」というモチベーションはフリルさん以前からあったんですか?

小林:そうですね。もともとサイバーエージェント系列の子会社にいたんですが、そこで結構なヒットを飛ばすプロジェクトにリリース前から参加していて、組織を作っていくことや、一つのプロジェクトを成長させる経験を積むことができたので、次は会社の成長に寄与したいと思いました。

また、そこから視野を広げ、ユーザーのためになるようなサービスを作ろう、と思った経緯もあります。

前職はto CでECサイト色が強かったので、そことは違ったサービスを提供している点からFiNCで新しいことを始めてみようというのが一番強いですね。

「ヘルスケア = FiNC」のイメージを定着させたい

――今後、FiNCでどういうことを成し遂げたいですか?

小林:当然、プロダクトが成功するというのが一番ですね、さっき清水さんが言っていた「ヘルスケアと言ったらFiNC」というイメージを完全に定着させたいです。

今は「フリマアプリだとメルカリ」を想起する人が多いと思います。そのレベルで認知度が上がるアプリになってほしい、そうしないといけない。そこに行くために最速でクオリティの高いプロダクトを出していける組織にしたいです。

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ほしいのは、自走できるリーダー

――現在のエンジニアリング組織の構成について、人数や役割を教えてください。

清水:弊社はマトリクス型を採用しているので、プロジェクトがあって、iOS、Android、サーバー、SREや基盤の機能別の組織になっています。正社員だと30半ばくらいの人数で、業務委託も含めるともっといますけど、それくらいの開発組織でやっています。

役割はそこにエンジニアリングマネージャーやテックリード、それぞれのリーダーやマネージャーのポジションがある形となっています。

デリバリーや品質の担保が課題

――エンジニアリング組織における課題感というのは、どのようなものがありますか?

清水:課題はたくさんリストアップできますが、うちは事業が複数あるので普通のスタートアップよりも難易度の高い事を3つ、4つ同時にやっているような状況なんですね。そこで、デリバリーや品質の担保という部分で課題が出ていたので、どうにかしたいと思っています。

小林さんが強みとしてやっているプロセスの話もあれば、僕だともうちょっとミドルレイヤーを育成しなきゃ、とか。それこそエンジニアリングを飛び越えてプロジェクト全体のマネジメントをどうやっているなどの話もします。

エンジニアリングだけでなく全てがデリバリーや品質にかかわってくるので、重要な課題からいくつか注力してやってきたという感じです。

小林:どの会社でもそうだと思いますが、一番の課題としてやりたい事に対して人が少なすぎる、という点はあると思います。当然、エンジニアも不足していますし、人数が増えたとしてもマネージャーも少ないです。

一歩間違えたら荒れかねない状態でもあるので、それをちゃんと収めるためにもエンジニアリングマネージャーが必要だし、エンジニア自体もたくさんほしい。それが、今の課題感ですね。

――なるほど、腕の立つエンジニアの方が何人いても仕事が不足する事は無い、という状態なんですね。

清水:基本的に事業がスケールし続けているので、同じメンバー、同じレベルだと不足してしまいますね。この規模感の会社で一番面白い所だと思いますけど、ギリギリでやっています(笑)。

小林:カリッカリにやっていますね。その危うさを魅力に感じて頂ければ(笑)。 

リーダー気質というか、リーダーシップを取って進めてくれる人を求めています。チームの中で主体的に声を上げて「これやります」とか「これ誰かやって下さい」と振り分けをしてくれる人がいるとすごく助かるなと思います。

――ある種、自走ができるというか。中途から入って、既存のチームに入ってもマネジメントできるような。

小林:もともと、チームを作っていても自走するというか、自己組織化した組織、チームをたくさん作っていけるようになるのが良いと思っていて。そのためには自走していける人材が必要だと思います。

後編へ続く>

ライター:澤山大輔

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