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2015.03.16 2023.12.14 約2分
本記事では、プログラミング言語の C言語に関する特徴や将来性、転職する際にどのように求人を選べばよいのかというポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
C言語は1972年に開発された言語で、システムの開発だけでなく幅広い用途の使用が可能です。
具体的には、OS の記述、アプリケーション・ファームウェア・デバイスなど、あらゆる分野に適応する汎用性が高い言語です。コンピュータシステムやコンピューター用のソフトウェアのほか、自動車や家電、デバイスなどの組み込み用アプリケーションの開発や基幹系システムの開発に用いられます。
汎用性の高さから、エンジニア初心者がはじめに学習するケースが多いです。しかし比較的古い言語でもあるため、コンパイラの使用が不可欠で難易度は比較的高い言語です。
ただ、C言語を学んでおけば他の言語への応用が利きやすく、学習がスムーズに進みます。またC言語はコミュニティが多数存在しており、インターネット上にもコーディングに関連する情報が豊富にあります。
その意味では初心者にとっては勉強する際に情報を得やすい言語であると言えます。
実際に C言語の求人はどのような会社が募集をしているのかを分析します。
C言語の求人が募集されている会社は、大きく分けて以下の3つとなっています。
それでは、それぞれの企業体がどのような企業なのかを具体的に確認していきます。
最も C言語の特徴が活かされているのが、組み込み系システムのメーカー内で行われている製品開発の業務です。組み込み系システムとは、家電製品や機械等に組み込まれるシステムの事を指します。組み込み系システムの中では、C言語はかなり独占的な位置づけとなっており、C言語の地位は揺るぎないほど圧倒的となっています。その理由は、C言語の技術面で確立されている高い安定性です。
組み込み系システムなどの製品開発の場合、モノと連携して動いていく特徴があるため、他のコンピューターシステムよりも高い安定性が求められるのです。そして今後も C言語の需要は維持されていくと予想されます。組み込み系システムの場合、C言語の知識だけでなく、電気や回路などの知識も求められる傾向があるのも特徴のひとつです。
システムインテグレーターでも C言語は求められます。
特にC言語は、OSにも影響するコーディングが可能なため、セキュリティーなどの専門性の高いアプリケーション開発においては、C言語は他の言語よりも高い優位性を持っています。
システムインテグレーターと同じく、パッケージベンダー・Web 系企業でも、C言語の特性である OS にも影響するコーディングといった高い汎用性や高速性は求められます。
このようなパッケージベンダー・Web 系企業で C言語が求められる場合には、使用用途も特殊なケースが多いため、高い技術力が求められる傾向があり、その分年収などの条件面が高い傾向があります。
C言語を扱うエンジニアの年収について調べてみました。
平均年収の算出についてはさまざまなデータがありますが、どの調査結果を見ても平均年収は 500 万円後半が基準となっています。ある転職サービスのデータでは平均年収 597 万円となっており、プログラミング言語の中で 4 位と順位が高いです。
C言語を扱うエンジニアの年収は以前から比較的高めに推移していました。C言語が業務系システムだけでなく、自動車や家電などの組み込み系システムの開発にも使われていることが影響しています。
C言語に関連する資格として、「C言語プログラミング能力認定試験」というものがあります。
ただ全てのC言語を扱うエンジニアがこの資格を保有している訳ではないです。ですが自分の持っているスキルを客観的に評価するという意味で、このような資格を保有しておくことは価値があるでしょう。
登竜門的なおすすめの資格としては「基本情報技術者」があります。
難易度としても比較的簡単な資格となっており、プログラミング言語選択で C言語が選べるので、初学者であればまずはこちらを目標にすると良いでしょう。
C言語は業務系や組み込み系の求人以外にも、近年では IoT などの新しい領域の求人が増えてきています。
特に IoT の場合、「モノ」と「インターネット」が繋がる世界なので、C言語との相性が非常に良いのが特徴です。
このような IoT などの最先端の技術に関連する求人などは、Forkwell の運営する「Forkwell Jobs」にも求人が掲載されていますので、ぜひ閲覧してみてください。
本記事では、C言語の特徴や将来性、C言語を扱うエンジニアの求人の状況やキャリアプランなどについて解説しました。
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