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Javaエンジニアの年収は高い?他のプログラミング言語の年収と比較

Javaエンジニアの年収

Javaエンジニアの年収について

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IT化が進む昨今、さまざまな企業でエンジニア不足となっており、人材需要はさらに高まり続けています。その中で、より高い年収を目指して転職活動に励むエンジニアの方も多いことと思います。

プログラミング言語の中でも、数多くの人に扱われているものの一つが「Java」です。現在も多くの現場で使われているプログラミング言語であることから、Javaエンジニアとして活躍されている方、Javaを活用していきたいと考える方が増えてきています。

実際のところ、Javaエンジニアの年収相場はどのくらいなのでしょうか。今回はこれからJavaエンジニアとして活躍していきたい方に向けて、Javaエンジニアの年収について、他の言語との相場比較などを含め、詳しく解説していきます。

Javaエンジニアの平均年収

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順位 プログラミング言語 言語別の平均年収(万円)
1 Scala 626
2 Python 601
3 Kotlin 577
4 Swift 562
5 Ruby 562
6 Java 552
7 Perl 551
8 C 538
9 JavaScript 536
10 PHP 522

これは求人検索エンジンのスタンバイが2017年に公表したデータで、プログラミング言語別の平均年収をランキング形式で発表しています。

言語別年収ランキングでは6位

Javaは上記の言語別年収ランキングにおいて6位となりました。全体的にWeb系言語が多い傾向で、最近のトレンドに沿った順位となっています。

これはあくまで平均年収であり、たとえば、Javaフレームワークの知識や設計の知識を身につけることでより高年収を目指せます。

フリーランスJavaプログラマーの場合

フリーランスエンジニア向けのレバテックフリーランスの調査によると、Javaのフリーランスエンジニアの場合月額単価相場が69万円。また最高単価が145万円、最低単価が32万円となっています。

Javaエンジニアの年収からわかること

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Javaエンジニアの年収相場は他言語と比較してどのくらいなのか、気になるところです。他の言語を扱うエンジニアと比べたとき以下のことがわかります。

・全職業の年齢別平均よりは高額な傾向

・全エンジニアの中では中間あたりの年収

・需要と年収のバランスが良い

全職業の年齢別平均よりは高額な傾向

2018年9月~2019年8月の1年間に、dodaエージェントサービスでは登録した人の平均年収データを20歳から65歳までの年齢別に集計しました(集計期間:2018年9月~2019年8月末)。

20代の平均は全体で345万円、30代は442万円となっています。Javaエンジニアの平均が552万円ですので、Javaエンジニアの平均年収が大幅に上回る結果となりました。しかも、Javaエンジニアは年齢とともに年収が上がっていく傾向があります。エンジニアとしての技術力が上がるのはもちろん、マネジメントが出来るポジションを任せられるようになれば1,000万円を超えることも可能です。

全エンジニアの中では中間あたりの年収

先ほどご紹介した通り、Javaはエンジニアの中で中間あたりの年収となっています。しかし、ITエンジニア自体が他の職種と比べて年収が高い傾向にあるので、Javaエンジニアを目指したとしても十分に稼げるでしょう。

需要と年収のバランスが良い

ランキングを見る限り、Javaよりも平均年収が高い言語があるので、それらのプログラミング言語を習得するのが良いのではないかと思うかもしれません。しかし、これらの言語はJavaと比べると使われていることはまだまだ少なく、案件の数はJavaよりも少なくなっています。案件の数が少ないということは、それだけ転職のハードルが上がってしまうのです。

現在最も使われているプログラミング言語であるJavaの場合、エンジニアの求人数ではJavaの求人が最も多くなっています。求人数が多いため、Javaエンジニアになりたての方でも自分にあった求人を見つけられるというわけです。

需要と年収のバランスを考えたときに、Javaは最もバランスが良いプログラミング言語だといえます。

Javaエンジニアの年収が高い理由

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多くのプログラミング言語がある中で、なぜJavaの年収が比較的高い結果が出ているは年収ランキングTOP10に入れたのでしょうか。Javaエンジニアの年収が高いのには、以下の理由があります。

・ソフトウェア開発の人手が足りない

・大規模なプロジェクトにJavaが必要なため

・大手企業で使用されているケースが多い

・活用の幅が広いから

ソフトウェア開発の人手が足りない

IT業界全体にいえることですが、現在エンジニアが不足しておりソフトウェア開発の人手が足りない状況です。その中でも、Javaは最も多く使われているプログラミング言語のため、Javaエンジニアを求める企業が多く見られます。そのため、エンジニアの中でもJavaエンジニアの需要は特に高く、企業間で取り合いになるため報酬も高い傾向があります。

大規模なプロジェクトにJavaが必要なため

Javaは長年の実績があり、豊富なツールがあることから大規模なプロジェクトでJavaが採用されやすいです。大規模なプロジェクトになればなるほど失敗が出来ないため、Javaのように安定性があり実績のある言語が使われています。

大手企業で使用されているケースが多い

近年サイバー攻撃が多発しており、企業ではより強固なセキュリティ対策が求められています。サイバー攻撃により情報漏洩につながるケースも多く見られ、情報漏洩をしてしまった企業は業績にも影響が出てしまいます。

大手企業の場合、少しのセキュリティインシデントでも企業の損失につながるため、セキュリティ性の高いWindowsを使用するケースが多いです。実はWindows環境でよく使われているプログラミング言語がJavaのため、大手企業でJavaが使われているケースが多く見られます。そのため大手企業はJavaを扱える人材を求めており、大手企業であることから自然とJavaエンジニアの年収が高まるのです。

活用の幅が広いから

Javaは活用の幅が広いため多くの現場で利用されています。主に以下の分野で活用されています。

・業務システム

・Webサービス

・Androidアプリケーション

Javaは大規模システムで利用されるケースが多く、例えば銀行の取引管理といった非常に多くの人が利用する金融システムにも使われています。他にも、Webアプリケーション、Androidアプリケーションといった様々なサービス開発にも使われている、汎用的な言語と言えます。

このようにさまざまな分野に使われていることから、その分、求人数・案件数も豊富です。

Javaで年収をアップさせるには

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Javaエンジニアとして年収アップを目指す場合には、高く評価されるスキルを身につけ、アピールできるように意識しましょう。

・汎用性の高いスキルを磨く

・Java以外のプログラミング言語を習得する

・業界知識を身につける

・Java goldの資格を取得する

汎用性の高いスキルを磨く

汎用性の高いスキルとは、Javaエンジニアとしてではなく他の仕事に就いたときでも活かせるスキルのことです。具体的には、チームを管理するマネジメント能力、コミュニケーション能力です。

マネジメント能力は、将来どの分野においても必須のスキルになります。エンジニアも例外ではなく、エンジニア経験が長くなるほど作る側から管理する側へと立場が変わっていくケースが多いことから、必要になっていきます。エンジニアとしてシステム開発のプロジェクトを進めるとき、ほとんどの場合チームで開発を進めていきます。チーム開発で重要になるのが、誰がどのタスクを進めていて、現在どの程度の進捗かを把握することです。メンバー1人の作業によって、後続のタスクに影響がでる場合があります。そうすると、結果的に全体のタスクが遅延してしまうため遅れているとわかったらできるだけ早いリカバリーが重要です。こういったチーム全体を管理できる人材は、どの業界においても需要が高くなっています。

また、コミュニケーション能力も併せて重要です。ここでのコミュニケーション能力は、話が上手いというわけではなく相手に対して自分の伝えたいことを適切に伝えられる力をさします。ITエンジニアの場合、お客様が作りたいシステムの仕様について打ち合わせをして決めていきます。お客様はITに関して知見がない方もいらっしゃるため、そういった方に対してもわかりやすく伝えられると良いでしょう。

Java以外のプログラミング言語を習得する

現在Javaエンジニアの需要は高くなっていますが、より年収をアップさせたい方はJava以外の言語を習得しましょう。プロジェクトによっては、Javaだけではなく複数の言語が使われているケースもあります。そういった時に、他の言語も扱えるとプロジェクトの中でも頼りにされることが多いです。

また、Java以外の案件にも対応できるようになるため、より高年収が期待される言語を身に付けるのがおすすめです。Javaエンジニアの年収ランキングは6位でしたが、6位以上のプログラミング言語を身に付けることでより選択の幅が広がります。選択肢が広がることでエンジニアとしての市場価値が高まるため、Javaだけにこだわらずさまざまな言語を習得していきましょう。

業界知識を身につける

Javaは業務システムで使われる機会が多いため、業務知識を身に付けることでよりエンジニアとしての需要が高まります。エンジニアはプログラミングができるだけで十分だと思うかもしれませんが、業務知識があるとより質の高いプログラムを構築できるのです。特にお客様と仕様を決める場合、業務知識があると業務面とプログラム面のどちら側も理解できているため、お客様の実現したい内容がシステムで実現できるかを見極められます。

業務知識として身に付けたいものは、金融系や製造業、保険、物流、航空などです。業務知識があるほどエンジニアとしての評価が上がるため、プログラミングだけではなく上流工程で活躍していきたい方は業務知識を身に付けましょう。

Java goldの資格を取得する

Javaに関する資格の取得もおすすめです。その中でも、「Oracle認定Java資格」は技術力のアピールにつながります。この資格は難易度が3段階に分かれており、下から順にBronze・Silver・Goldです。Goldを取得すると、比較的実務にも直結しやすく、Javaの資格の中でも最も認知度が高い資格のため、客先へのアピールがしやすいです。

初心者がJavaエンジニアへの転職を目指すなら理解すべきこと

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エンジニア未経験の方がエンジニアへの転職を目指すにあたっては、以下を理解しておくと良いでしょう。

習得難易度は高い

Javaはさまざまな分野に利用されていることから、他の言語と比べると習得難易度は高い傾向があります。他にも多くのフレームワークやライブラリがあるため、全てを身に付けるまでには多くの時間を要するものです。Javaと一言でいっても、現場によって使っているフレームワークが違ったり、ツールが違ったりします。

しかし、習得難易度が高いということは身に付けたときの需要が非常に高いということです。特に最近は、「Ruby」や「PHP」といったWeb系言語の習得を目指す人が多いため、Javaを扱える人材は貴重です。

学習コストも高い

Javaには多くの機能があるため、身に付けるまでには多くの時間を要します。また自己学習で現場に通用する技術力を身に付けるのは難しいものです。身に付けようと学習を始めたのはいいものの、途中で挫折する人も非常に多いです。

そこで通える方であればプログラミングスクールに通うのがおすすめです。独学と比べて学習コストを抑えられ、スクールの講師陣は現役エンジニアを雇っているケースが多いため現場でも通用する技術力を身に付けられます。

未経験OKの求人はある

Javaは習得が難しい言語ですが、未経験でもJavaエンジニアになるのが可能です。現在どの企業でもエンジニア不足であり、Javaは多くの企業で使われていることから未経験でも求人を出す企業が多くなっています。未経験で採用された場合、企業側は現在のスキルではなく今後のポテンシャルに期待していることが多いです。

Javaの将来性

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Javaは今後も需要が高く、将来性のある言語です。いくつかの理由を、以下に挙げていきます。

人気は不動の域に達している

Javaは様々な領域で幅広く利用されているプログラミング言語です。多くの有名企業でもJavaを採用しています。また、Javaは時価総額16億円のオラクル社によってサポートされているため安定した基盤を持っています。

そして最近はさまざまな新しいプログラミング言語が登場していますが、その中にJavaに変わる言語はありません。Java自体も進化を続けており、Java8になっってからはラムダ式やStreamといった新機能が追加されています。今後も不動のプログラミング言語であり続けるでしょう。

安定した求人数が期待できる

求人サイトでは、Java未経験でも歓迎する求人が平均して1,000件あります。その中でもスマホアプリの求人が大きな割合を占めています。最近はほとんどの方がスマートフォンを持つ時代です。そのためスマートフォンで利用されるアプリ開発の需要が高く、Android開発に使われるJavaの案件が多くなっているのです。

Javaエンジニアに転職して安定した収入を得よう

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今回は他のプログラミング言語と比べてJavaエンジニアがどれくらいの収入なのかを解説しました。そもそもエンジニアは他の職種よりも平均収入が高くなっています。その中でもJavaエンジニアはエンジニアの中で中間あたりの収入です。しかし、現在Javaは多くの現場で使われているため最も多くの求人数を誇っています。そのため収入と需要のバランスが最も良いプログラミング言語であるといえます。

また、他のスキルを身に付けることでより高収入を目指せる言語です。将来性も非常に高い言語であるため、今回の記事を参考にJavaエンジニアを目指してみましょう。

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フォークウェルプレス編集部

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本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。

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