目次
■エンジニアの軌跡
2022.08.19 2024.03.06 約4分
転職先が決まるまでに2〜3ヶ月程度が一般的と言われるなか、驚異のスピードで転職を成功させたITエンジニアの横山さんにその秘訣をインタビュー!転職前の苦悩や転職先を選ぶポイントなど本音で語ってもらった。
Akio Yokoyama(株式会社groove)
2022年07月01日 入社 プロダクトグループ Dev - Forkwellチーム / エンジニア Forkwell アプリケーション開発
—まずは「転職しよう!」と思ったきっかけを教えてください。
Yokoyama: はい。前職では自社サービスの開発をしていました。元々プログラムなど作ることが好きだったので開発をメインに担当していました。それが会社都合で途中から開発から離れることになってしまい……。開発を離れてからは、他部署との連携やまとめ役をこなしつつ、会社のビジョン・売上達成のために何ができるかを考えることが増えました。開発以外のことを考える機会が増えて、慣れない業務で失敗ばかり。本当に大変でした。今は今後のエンジニア人生を考えると必要な経験だったかなと感じていますが……。
—慣れない業務をこなしながら「やっぱり開発がしたい」と感じていたのですね。
Yokoyama: そうですね。開発をやっていたエンジニアが開発を離れるというのはよく聞く話で、エンジニアが描くキャリアプランと会社が求める人材でミスマッチが起きているのでは?と考えました。
—なるほど。ミスマッチの部分を、もう少し具体的に教えてもらえますか?
Yokoyama: エンジニアって大枠で考えると、とことん技術を突き詰めたい人とチームをまとめてプロダクトを成長させたい人に分かれるかなと思っています。私はどちらかといえば、技術を突き詰めたいタイプ。
一方、会社側はプロダクトをまとめるというか、現場に入りすぎずに開発チームをうまく率いて、より良いサービスを作っていける人を求めがちですよね。誤解を恐れずにいうと、監督とプレーヤーの違いみたいな。会社は監督が欲しいけどエンジニア個人はプレイヤーでいたい、というか(笑)
—わかりやすいです。なかなかエンジニア採用ができない企業はなにかヒントになるかも知れませんね。
—そこからどういった経緯で Forkwell に応募するのでしょうか?
Yokoyama: 前述したような「エンジニアと企業のミスマッチを埋めるような支援をしたい」と思うようになってから、ちょうど1週間後ぐらいにGrooves(Forkwell)からスカウトメールをいただいたんです。
—ナイスタイミング! そうするとビジョンはドンピシャだったわけですね。
Yokoyama: はい。やはり企業のミッション・ビジョン・バリューを一番重視していたのでピッタリでしたね。「つくり手と、未来を拓く。」という Forkwell のビジョンに共感して、挑戦してみようと思いました。
—話が前後しますが、元から転職意欲は高かったのですか?転職サイトに登録した経緯とは?
Yokoyama: 実は、転職意欲はそこまで高くなかったんです。ちょっとした情報収集や自分自身の市場価値がどれくらいあるのかを確認するために転職サイトに登録した感じですね。いまの職歴を公開したら、どの企業からどのポジションで年収はどれくらいのスカウトがくるのか? それを知りたかったんですよね。それで Forkwell と某大手の2サイトをメインで使用していました。
—なるほど。強い転職意欲はなかったものの、興味のあるスカウトメールには目を通していたと。
Yokoyama: そうですね。ただ実際に面接まで進んだのは Forkwell と某転職サイトの2社だけです。
—2社受けてすぐ内定が出たんですね。さすが!
—Forkwell 経由のスカウトの質はいかがですか?
Yokoyama: やっぱりそのあたりの質は良いと思いますよ。というか他サイトがあまりにもプロフィールや希望条件を見ていないスカウトが多い……。ひと目でテンプレートだとわかる文章で送ってくるスカウトが多いですね。
—Grooves(Forkwell)からのスカウトメールはどの部分が刺さったのでしょう?
Yokoyama: うーんそうだな。スカウトメールそのものというよりも正直な話、元々サービスが好きだったんです。これまで3回転職しているんですが、いろいろな転職サイトの中で一番惹かれたサービスだったんですよね。使い勝手が良くてサービスとして好感度が高かったという感じですね。だからスカウトメールにも素直に興味が持てたというか。
—ちなみに、もう1社を辞退した理由を聞いてもいいですか?
Yokoyama: 先方が忙しかったのもあるのでしょうが、面接を 2〜 3回ぐらい変更されたりとか……。転職サイトを運営している会社なのに、その対応はさすがに無いでしょう、と。元々その会社のサービスが好きで利用していただけに残念でしたね。
—Forkwell の面接で良かった点はありますか?
Yokoyama: 賛否両論ありそうですが、私個人は技術試験があった点が良かったと感じています。ある程度、自分の技術を証明したうえで入社できるのはありがたいですね。(*選考フローは応募者スキルやタイミングにより異なります)
—(Grooves の場合)3次面接まであって、さらに技術試験も受けるとなると結構ハードでは?
Yokoyama: 受ける側も結構な覚悟が必要かも知れません。ただ会社側もエンジニア本人も「本当にこの人と一緒にやっていけるか?」って、不安じゃないですか。面接者は自分の上司になる方なので、そこを見極めるためには複数回の面接も、大事なチェックポイントだと思っています。
—面接そのものは、いかがでしたか?
Yokoyama: カジュアル面接の段階でかなり話しやすくて好印象でした。あと事前にこちらが聞きたい質問が提出できたんです。質問に対する回答がスムーズだったことも良かったです。
—事前に質問を送付しておけるのは効率的ですね。
Yokoyama: そうなんです。質問に対してすごく明確な回答で、腑に落ちた記憶があります。そもそも転職するってことは現状、改善したいことがうまく改善できない環境があるとか、解決したいポイントが具体的であるケースがほとんどだと思うんですね。そこに対してどういった回答をもらえるかは大事ですよね。
—これまでに3回の転職を経験されていますが、退職理由や転職時のポイントは3回とも別々なんでしょうか?
Yokoyama: はい、実は3回とも理由が別なんです。1社目は単純に会社と合わなくて、2社目はもう少し年収をあげたいと思って。ただ2社目で年収にこだわった結果、いろいろなバランスが崩れて「これはダメだな」と感じました。だから今回はミッションや社風なんかも意識してバランスを見て決めました。
—社風については、どの部分で判断されましたか?
Yokoyama: 求人票に書いてあった「心理的安全性の高い組織を目指している」というワードは刺さりましたね。そこは、実際に入社してみても差異がなかったですね。社内コミュニケーションが活発ですし、意見も言いやすいです。風通しの良さを感じています。
—求人票に「心理的安全性が高いです」と書くのが流行りそうです。
Yokoyama: たしかに(笑)でも実際に「具体的にどういったことに取り組んでいるんですか?」と聞けば本当のことはわかるかも……。みんなが書いてくれてさらに実施をしてくれれば業界全体として良い影響ですよね。
—とんとん拍子で転職に成功した横山さんから、転職中のエンジニアに向けてメッセージをお願いします!
Yokoyama: いざ転職しようと思ってから、職務経歴書やポートフォリオを書くのは結構大変です。いままで自身のやってきた業務を思い出し、言語化するのは苦労します。常日頃から自身の業務を見直すことで苦労したことや工夫した点をよく覚えているのでまとめやすいと思います。
Forkwellは、あなたに魅力を感じた企業から直接スカウトが届くサービスです。
プロフィール機能やポートフォリオの自動生成によりスキルの可視化も可能です。
気になる企業との面談は「オンライン面談してみる」「ご飯でも食べながら」「コードを見に行ってみる」など温度感を選べます。
スキルの棚卸しをしていろんな企業の話を聞き、あなたが本当に実現したいキャリアについて考えてみませんか?