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Forkwell調査

ITエンジニアの「効果を感じた学習法」を調査

ITエンジニアが「効果を感じた学習法」を調査
エンジニアの学習スタイルが多様化する中、限られたリソースを如何に効率よく活用するかでエンジニア人生は大きく左右されます。「結局、どの学習法が最も効率的なのか」その答えを、トップクラスのエンジニアたちの実体験から探ります。自分に合った効果的な学習法を見つけ、貴重な時間を最大限に活用するヒントになれば幸いです。

最も効果のあった学習法TOP5

以下は「効果性を実感した学習法を評価してください」の問いを5段階評価(非常に効果的、やや効果的、どちらでもない、あまり効果的ではない、非常に無駄)したものです。

  • 選択肢
    • 書籍
    • 社内プロジェクトや実習
    • 社内のメンターシップやコーチング
    • オンラインコース
    • 社外の勉強会やセミナー
    • SNS
    • 技術ブログ
    • ナレッジシェア系サービス
    • 動画サイト
    • GitHub OSSプロジェクト/リポ
    • IT系ニュースメディア

*ランキングは非常に効果的、やや効果的の得点を合計したもの

1位 書籍:95%

◎少し高くても投資価値あり

圧倒的1位は書籍。専門的な知識や深い理解が求められる場合、書籍が提供する体系的な情報は非常に価値があります。*一般書籍に比べ高価(約2.5倍)ではあるものの、Webの情報に比べ信頼性が高く投資価値は十分にあるでしょう。また書籍は自分のペースで学習できるため、忙しいエンジニアにとっても利用しやすい媒体です。

  • 動画による学習が流行っているが、基本は書籍だと思う
  • 有名な本を読んで内容を理解し実践する
  • 書籍購入を自己投資と考え、気になった分野の書類を読み漁った
  • 全て読まなくても、一つでも得るものがあればと考えて学習した
  • 徹底的に調べる。自分でやってみる。自分で車輪を再発明する。
  • 一次ドキュメントを読む
  • 書籍を読んでサンプルコンテンツを自作する
  • 書籍で深い知識を身につける
  • 技術書やmooc、インターネットで情報収集。とりあえず手を動かして雰囲気を掴む
  • 書籍とUdemyが良かった

*一般書籍はAmazonの本の売れ筋ランキング50から、技術書はオライリー・ジャパン2023年度発行書籍から算出。一般書籍(Amazon)の平均価格:1,608円 / 技術書(オライリー・ジャパン)の平均価格:3,976円(2023/09/19時点)

2位 技術ブログ:86.4%

◎読む・書く・コミニュティに参加する

実際に開発現場で起きた問題の解決事例や詳細な技術解説を通じて、最新のトレンドやテクニックを学ぶことができます。ポイントは読むだけではなく、実際に手を動かすことです。

  • 技術ブログで紹介されている書籍やコンテンツに目を通す
  • 技術ブログ。といっても、読むだけではダメで、書くことが学習につながる。
  • 技術ブログなどの情報を自分で試行する
  • 技術ブログ。見るだけででなく、自分自身で書くことが大事
  • 海外大手テック企業などのBlogを読んだり、Slackなどのコミュニティに入る

またブログを通じてコミュニティに参加できるケースもあります。多くの技術ブログは、コメント欄やフォーラムを通じて読者が議論したり意見を交換したりする場を提供しています。また、ブログにはしばしば関連するオンラインコミュニティやイベント、勉強会へのリンクが掲載されていることがあります。さらに、ブログの作者や読者とSNSでつながることも、コミュニティへの参加を深める一つの方法です。

◎おすすめの技術ブログ

3位 社内プロジェクトや実習:81.4%

◎実践あるのみ!

社内プロジェクトや実習は 81.4% と高いポイントを獲得しました。実際に手を動かし、新しい手法を試すことで、理論的な知識を実務に応用し、問題解決力を高めることができます。

  • 知っていることと実践できることの差は大きい。実務を通して学ぶことが最も有効
  • 仕事で覚えることが一番
  • プロジェクトでがっつり触ること
  • 社内のプロジェクトで実際に手を動かしたり新しいやり方を試してみる
  • 実践あるのみ
  • 実戦経験が最も効果的だった
  • 仕事で成果を上げることが問題解決力をあげ、結果的に能力向上に一番役立った
  • Go言語の有名OSSの設計を真似して自分の作りたいものを作る
  • 実戦経験が最も効果的。学習になりそうな実戦を積める場所やタイミングが大事。

*プロジェクトや実習の質が一定でないことは、評価の分かれ目となる可能性があります。

4位 GitHub上のOSSプロジェクトやリポジトリ:76.3%

◎コードで学ぶ、実践で成長

GitHub上のオープンソースプロジェクトやリポジトリの活用は、実践的なコーディングスキルの習得に役立ちます。OSSのコードを通じて、高品質な設計や実装を学び、実際のプロジェクトに応用することができます。

  • GitHubでOSSのソースコードを見ることで実践的な設計や実装を学べる
  • 自分が使うOSSのコードを読み振る舞いを知る
  • 小さなライブラリのコードを読む
  • 社内の優秀なエンジニアのpull requestを見ること
  • Go言語の有名OSSの設計を真似して自分の作りたいものを作る

5位 社外の勉強会やセミナー:62.7%

◎知識を深め、繋がりを広げる

昨今、多くの企業が勉強会やセミナーを開催しています。自分にとって価値のあるイベントを選ぶためには、イベント内容や登壇者の経歴を事前に調査し、信頼できる情報源から学べるかを確認することが大切です。

  • GitHubでOSSのソースコードを見ることで実践的な設計や実装を学べる
  • 自分が使うOSSのコードを読み振る舞いを知る
  • 小さなライブラリのコードを読む
  • 社内の優秀なエンジニアのpull requestを見ること
  • Go言語の有名OSSの設計を真似して自分の作りたいものを作る

フォークウェルの勉強会では、Twitter(X)ハッシュタグを通じて参加者のリアルタイムなつぶやきを見ることができます。参加者の生の声を通じて、イベントの雰囲気や内容をチェックしてみてください。また注目の新刊や名著のプレゼントキャンペーンが定期的に開催されています。ぜひ気軽にご参加ください。

番外編:過半数が効果なしと回答したのは?

◎「メンター・コーチング」

今回の調査で最も低いポイントを獲得したのは、「メンター・コーチング 30.5%」でした。考えられる要因は、メンターの質や相性によって、プログラムの一貫性と効果が左右されること。効果的なメンターシップのためには、質の高い指導、適切なマッチング、十分な時間の確保が不可欠です。

アンケート回答者のデータ

調査概要

アンケート名: エンジニアの年収と学習法に関するアンケート

調査対象: Forkwellに登録する20〜50代のエンジニア59名(現年収が800万円以上のエンジニアに限定)

注意事項:本アンケート結果は、回答者の個人的な経験や意見に基づくものであり、全てのエンジニアに当てはまるわけではありません。アンケートの回答者はForkwellに登録している20代から50代のエンジニア59名に限定されており、サンプルサイズが小さいため調査結果に偏りが生じる可能性があります。アンケート結果は、回答者の自己申告に基づくものであり、その正確性を保証するものではありません。

 

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フォークウェルプレス編集部

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本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。

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