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2022.04.05 2024.03.12 約3分
企業のDX化を包括的に支援する株式会社エル・ティ—・エス(以下、LTSと記載)。本特集は三部構成にてお届けする。
第二部では、同社所属のエンジニアである高野圭太さんと藤巻恭平さんに組織の実態を伺った。異色のキャリアを持つ彼らがLTSに入社して感じたこと。長いリモ—トワ—ク期間を経て、明らかになった会社・チ—ムとしての課題。それを解決するためにおこなっている取り組みなど幅広く語っている。最後には彼らが求める人物像も伺っているので、是非とも注目して見てほしい。
—高野さんは営業からエンジニアへ転職されたそうですね。
高野:はい。新卒は印刷会社で営業として仕事をしてました。その後プログラミングスクールに通ったのち、2019年3月にLTSに入社しました。
—へぇー!なぜエンジニアを目指したのでしょう?
高野:最初はお客様から印刷物を受注する仕事をしていたのですが、変化が感じにくい環境でイマイチ反響が分かりづらいなと感じていました。Webだと効果が数値化できるので、やりがいを感じたんですね。あとはニーズが増えている印象もあり、Web業界に身を置きたいなと感じました。
—なるほど。LTSを選んだ理由はどこにあるのでしょう?
高野:私はどんなお仕事をする場合でも、お客様の要望にできる限り応えたいという思いが強かったんです。その点、LTSは特にコンサルと開発部門が協力して仕事ができるということで、他の企業よりもお客様に寄り添った仕事ができる点に魅力を感じました。あとは最終的に人柄ですね。私と同じようなマインドを持った方が多かったことも入社を決意したポイントです。
—初めてエンジニアとして働くことに不安はなかったですか?
高野:やっぱり最初はエンジニアの働き方や会社として何をしているかがイマイチわからず、不安でした。でも、社内の人と関わっていくうちに早い段階でそのような不安は解消されました。
—藤巻さんのご経歴を教えてください。
藤巻:工業高校を卒業して、職業能力開発大学校に入りました。そこでプログラミングやグラフィック、情報関連を学び、新卒でソフトウェア会社に入社しました。2年半ほどネットワークや組み込みの事業部に所属していました。その後、Web業界の会社に派遣社員として4年間勤め、2019年4月にLTSに入社しました。
—なるほど。LTSさんを選んだ理由は?
藤巻:お客様からのヒアリングや要件定義など、上流工程は経験したことがなかったので、素直にチャレンジしたいと思いました。そしてLTSではそういった部分も裁量を持って仕事ができると聞いていたので入社を決意しました。でもやっぱり社員の人柄は大事ですよね。高野と同じく人柄に魅力を感じています。
—現在はどのような業務をしているんですか?
高野:藤巻と私は、基幹システムと連携するシステムの開発をしています。例えば、膨大にあるデータを基幹システム1箇所に集められるようなルールやシステムを作っています。今はシステムリリース後の保守や機能の改善、追加機能の開発に励んでます。
—お仕事をするうえで意識されているポイントはありますか?
藤巻:私は、お客様からの要望の背景、関連する業務内容をヒアリングして「より良い改善策はないか」を探っていき、プラスアルファで提案することを意識してますね。
高野:私の場合はプラスアルファで提案できなかった時期がありました…。今思えば、お客様からの要望が増えてきて、その内容に応えるので精一杯だったんでしょうね。でもやっぱり「それだけではダメだな」と思って、藤巻と同じようにプラスアルファの提案を改めて意識するようにしました。
—プラスアルファで提案されたらお客様は嬉しいですね!お二人からお客様に対する熱意をヒシヒシと感じます。モチベーションが下がる瞬間はないのでしょうか?
藤巻:お客様に寄り添いたいという気持ちはあるんですけど、専門的に仕事をしている私たちとお客様の間では当然ながら知識の差があるので、今でもお客様と同じ目線に立つことは難しいなと思います。
実際、お客様からの要望をブラッシュアップしてプラスアルファの提案をしましたが、思っていたものとは違っていたケースもあり、大変な時期もありました。それでも言われたことだけをやるよりも、お客様と同じ目線に立ち、プラスアルファの提案をすることでお客様が喜んでくれる時にやりがいを感じます。それが自分のモチベーションに繋がっているんでしょうね。
—裁量が大きい会社だと伺っていますが、実際のところはいかがでしょう?
高野:実際に裁量はかなりある方だと思いますよ。私は業界も業種も未経験だったため、どのように立ち回ればいいのか分からない時期がありました。しかし、同じチーム内や別の事業部内のチームに「こんなことしたいんだけど、どうしたら良いかな」っていうのを伝えると、沢山のアドバイスをもらうことができました。
あと自分からアクションを起こす必要があるんですけど、社内で改善すべき点を一緒にやろうよと言ってくれるので裁量はありつつも、個々でやっているわけでなく、みんなで一緒にやっている感覚はあります。
—社員の成長のために何かおこなっていることはありますか?
藤巻:プログラミングの勉強会があります。プロジェクトには直接関係がなくても、主体的に「勉強会やりたいです」というチャットがきて、最低何人以上集まったら開催するという形を取っています。最低何人でしたっけ?
高野:最低3人ですね。基本的に参加希望者を募って3人以上集まってから開催しています。
—主体的に動くのは難しいイメージです。
藤巻:私もそのイメージがあるんですけど、LTSではいろんな人が主体的に勉強会を開催してますね。勉強会に参加している人が主催している人に触発されて「自分でもやってみよう」という気持ちになるんですかね。
高野:あとは新卒の人が「こういう勉強がしたいんだけど、誰か教えてくれませんか?」と提案してくるパターンもあります。LTSの新卒はアグレッシブな人が多いですね。技術的なスキルはまだ勉強中だけど、コミュニケーション能力、吸収力や思考能力は素直にすごいなと感じる人が多いです。私は逆に追い越されないように頑張ろうと思う側で、少し焦りを感じることもあります(笑)
藤巻:20〜30代前半の勉強熱心な人が多いので、互いに成長するために必要な環境は整っているんじゃないかなと思います。あとは実務の時間でも勉強会に時間を当てられるところが良いですね。
—基本フルリモートになった今、工夫されていることはありますか?
藤巻:週1で業務の共有をし、月1で上司との1on1の時間が設けられるようになりました。当日の1on1の目的、内容は自分で決められるので、キャリアの相談やパフォーマンスを向上するためにどうしたらいいかを聞いたりして、できるだけ有意義な時間になるよう心がけています。とはいえ、堅い話だけでなく雑談もできるのでリフレッシュできる時間だと感じています。
高野:「最近こんな感じなんですよね」「なんかうまくいかないんですよね」といったラフな感じは良いですよね。あとは週に3回くらい朝会を開催していて、お互いプライベートな話もしています。「週末にこんなことしました」「こんなお店見つけたんですよ」みたいな雑談の場も設けるようにしました。ただ、みんなで集まって何かしようという動きはないので、そろそろそういったこともしたいなと思っている段階です。
—最後に、これからどんな方に入社して欲しいですか?
高野:事業部内をみていると要件定義がしっかりとできる人がさらに必要な印象です。なので開発工程への関心だけでなく、そういった上流工程を任せられる人、もしくはチャレンジしてみたいと思っているような方に入ってほしいですね。あとは周りの人を巻き込む能力がある人ですかね。
藤巻:私は私自身が成長していける環境であってほしいです。その環境を作るには、活発にコミュニケーションが取れる人や成長意欲のある人が必要だと思っています。LTSでは真面目な人が多いのは良いことだなと感じる一方で、コミュニケーションの壁を感じることがあります。チームとして活発的にコミュニケーションを取れる人がほしいですね。あとは勉強会などに積極的に参加する成長意欲のある人を求めています。もちろん勉強会を開催してくれるくらい意欲的な人が来てくれたら更に嬉しいですね。
藤巻:LTSではカジュアル面談をおこなっています。LTSでは人柄や意欲の部分に重きを置いています。やっぱりラフにお話をすることは大事で、人柄や意欲の部分がより鮮明に見えるので、カジュアル面談を積極的に組んでいることが、結果的に意欲の高い人の採用に繋がっているのかもしれません。
—ありがとうございました。
第三部はアサインナビ 開発責任者の中田さんとクラウドインテグレーション事業 エンジニアの荒谷さんに自社サービスの変遷や柔軟なLTSの体制についてインタビュー!
>>第三部:創業メンバーが語る「エル・ティー・エスの柔軟性って?」【第三部】
第一部 | 「5年で開発者10倍の組織へ」エル・ティー・エスの展望【第一部】 |
第二部 | 未経験エンジニアが惹かれた社風を本音で語る -エル・ティー・エス-【第二部】 |
第三部 | 創業メンバーが語る「エル・ティー・エスの柔軟性って?」【第三部】 |
株式会社エル・ティー・エス
DX化を推進するコンサルティング事業やIT人材特化型マッチングプラットフォームを自社開発する株式会社エル・ティー・エス。ICTエンジニアリング部門にはIT技術でお客様の成長支援をおこなう「クラウドインテグレーション事業」とassign naviやCS Clipなどアプリケーション開発をおこなう「自社開発事業」の2つがある。企業のDX化推進やIT人材の需要がますます高まる昨今、同社開発組織の活躍には期待が高まる。