SHARE

目次

目次

SHARE

Forkwell エージェント体験

転職エージェントは信用しない – Forkwell エージェント体験 Vol.3

転職エージェントは信用しない - Forkwell エージェント体験 Vol.3

「Forkwell エージェント」を利用して転職に成功したITエンジニアたちの本音を探るシリーズ。これから転職を考えているエンジニアの皆さん必見です。

Forkwell エージェントとは?

市場の変動がキャリアの不確実性をもたらす昨今、エンジニアに寄り添うキャリア支援サービスを提供。スポーツ選手のエージェントのように、次のキャリアを提案します。募集中の案件紹介だけでなく、ニーズがありそうな企業へ交渉し、理想の案件を創出。魅力的なポートフォリオの添削、面接対策、給与交渉もサポート。

Forkwell エージェントを使ってみる(無料)
山口 隆史

山口 隆史

フリーランス、SIer等を渡り歩く→現職(2024/05〜)AWS Community Builder/Security Hub芸人/AWS12冠/Azure8冠/CKA CKAD CKS/Snyk Ambassador/登録セキスペ

なぜ、Forkwell エージェントを利用したか

― 今回はご転職おめでとうございます!まず、フォークウェルを知った経緯を教えてください。

山口:フォークウェルは「勉強会イベント」参加のために登録していました。転職期間外でもアカウントは残しておくんです。職務経歴書をイチから作るのは大変なので(笑)。気が向いたときに職務経歴書をアップデートしておくと便利なんです。

― ― フォークウェルの理想的な利用方法ですね。ありがとうございます。

赤川:そういえば、最初は転職ではなく副業のご相談でしたね。

山口:そうなんです。もう少し余裕を持った働き方や将来のことを考えて相談しました。相談を進めるうちに、副業ではなく本業そのものを見直すべきかもしれないと感じて、転職活動を開始することに決めました。本業でしっかり成果を出すことで、給与やキャリアを上げていきたいなと。

転職エージェントは信用していない

― ― 「Forkwell エージェント」は、どのように知りましたか?

山口:それもフォークウェルの「勉強会イベント」です。確か、ハイクラス向けの転職イベントだったかな。フォークウェルだから相談しようとか、赤川さんだから相談しようとかではなく、正直なところ相談先はどこでも良かった。最低限の求人数を保有している企業でないと話にならないので、フォークウェル以外にもう1社に相談しました。

― ―他社エージェントの印象は?

山口:いわゆる既存のエージェントの枠から出ない感じがしました。

― ― あまりエージェントの価値を感じなかったんですね。

山口:そうですね。「こんな求人がありますよ」と言われても、自分で検索すれば同じ求人が出てくるので、あえてエージェントを利用する価値は感じませんでした。

― ― 山口さんがエージェントに期待することは?

山口:エージェントを利用する価値があるとすれば、自分自身が気付いていないスキルや人物像など、何らかの“気づき”を与えられるかどうかだと思います。実は、前回の転職が終わった後に全てのエージェント会社との関係を断ちました。転職エージェントを利用するメリットがあまりなかったんです。

― ― なるほど。詳しく教えてください。

山口:エージェントの質って、かなりバラつきがあるし、偶然良いエージェントに出会ったとしても、その人が長く在籍しているとは限らない。そのうえ、どのエージェントも持ってる求人はほとんど同じ。正直、転職市場にいるSRE自体が少ないので、SREというだけで企業からのスカウトがそこそこ来ます。なのでエージェントに頼らなくてもなんとかなる感じがありました。それにエージェントを介さないとリーチできないような求人はペルソナから外れていると思っているんです。その辺りの目利きの部分は、エージェントの見立てよりも自分自身の方が正しいことが多い。とはいえ市況や最近の求人の傾向、自分のロールや経験値の場合、どの辺を目指すべきなのか客観的な判断が欲しかった。そこで「Forkwell エージェント」を利用してみた感じです。

Forkwell エージェントの感想

― ― 実際に「Forkwell エージェント」を利用されて、いかがでしたか?

「流行を追いかけるよりも何を残せるか」というアドバイスが刺さった

山口:面談前のメッセージのやり取りで「山口さんみたいなハイクラスは〜」と言われ、自分がハイクラスだと知りました(笑)。次のキャリアに何を求めるかという議論は有益でしたね。シビアに言うとキャリアの終活についてです。私ももう50歳なので、「流行を追いかけるよりも何を残せるか」というアドバイスは刺さりました。全速力で走っても若い人には追いつけないし、違った形で周りに影響を与えられると良いのかなと考えていたので。

― ― 面談の印象はいかがでしたか?

山口:面談は意外と普通でした。「どんなのがいいですか?どこですか?」みたいな。自分はSREなのでセキュリティに関する適正や知識・資格があるし、ブルーオーシャンなのでそちらに進むのも面白いかなと思っていました。でも覗いてみたら、意外とレッドオーシャンだったんですけどね(笑)。それで結局、SREの方がいいなという感じになりました。赤川さんからの提案があったわけではなく、求人の詳細からペルソナを想定したりカジュアル面談をしてみた結果、そうだったという感じです。

― ― 赤川からの企業紹介の満足度はいかがでしたか?

山口:大満足とはいえない部分もありますが、世の中にはこんな求人があるんだなと勉強になりました。赤川さんにもフィードバックしましたが、フォークウェルの求人情報って必須要件がわかりにくい。どんな人物を想定しているのかが、あまり明確ではないんですよね。他社媒体だと必須要件が詳細に書かれているので、同じ求人でもフォークウェルの方が条件が緩く見えるようにしているのかなと思いました。

― ― 求める人物像とか要件がわかりにくかった?

山口:わかりにくいというか、書かれていない。書かれていないので、わからない。紹介された求人を見ているだけだとわからない。個別に必須要件や求める人物像を求人企業に確認していただいて納得はできました。

「壁打ち相手」として、有効活用できた

― ― ITエンジニアの転職では、その業界や職種の知見を持ったエージェントでないと痛い目を見ることもあると聞きます。そのあたりはいかがでしたか?

山口:業界知見は高いですね。ただSREのような職種はまだ浅い分野なので、自分の方が詳しいことが多かったです。SREの悩みはあまり外に出てこない部分が多いので、エージェントには悩みを受け止めてもらうという役割を期待していました。いわゆる「壁打ち相手」ですね。求人票に書かれていることの本質まで理解できるエージェントは少ないですし、その後のキャリアパスまでサポートしてくれるエージェントはさらに少ないです。多くのエージェントは転職させて終わり。「次の転職時に声をかけてね」という感じ。

本質的に進むべき道を示してくれた

― ― 赤川は転職の先までアドバイスができていましたか?

山口:赤川さんの場合、それで終わりではない感じがありました。短期的な目先の話だけでなく、「やらない方がいいですよ」とハッキリ伝えてくれる。流行り廃りに乗らず、本質的に進むべき道を示してくれる点は良いと思います。一番印象に残っているのは、「Go や Kubernetes は、なぜ年収が高いんですか?」という質問に「そもそもスキルの高い人が新しいことをやっているから年収が高いんです。」と答えてもらい納得しました。

添削でスカウト数が増えた

― ― プロフィールの添削はいかがでしたか?

山口:企業側のスカウト担当者が注目しやすいポイントをピンポイントで教えてもらえました。

― ― 実際に添削後に企業からの反応は変わりましたか?

山口:変わりましたね。その前に自分でかなり仕上げたんですが、さらにブラッシュアップしてもらって、スカウト率が上がったと思います。試しに ChatGPT にもプロフィールを評価させてみたところ、「このエンジニアは素晴らしい!」と高評価で推定年収も1,500万円以上でした。そんなに高くないでしょと思いましたが(笑)。

― ― インタビュー前のアンケートでは、キャリアパスに関して正解のない質問にも割と誠実に答えてもらえたと回答いただきました。

山口:応募前にどの会社にするかや、自分のキャリアパスの方向性について相談しました。流行に乗るべきか、年収を重視するべきか、残るべきか。今後の10年、20年を見据えて何をすべきか、SREとしてのキャリアには正解がないことも多いですが、しっかりとした回答をもらえたのが印象的でした。

世の上級エンジニア達よ、社外発信を

― ― これから転職を検討している上級エンジニアへアドバイスはありますか?

山口:まず上級エンジニアとしての経歴やアウトプットを示すことが大切です。例えば、社内のプロジェクトであっても “公開できる部分” を作ることが重要です。自分が何をできる人かを説明しやすくなります。

― ― 具体的にはどういったアウトプットが有効でしょうか?

山口:社内での成果が守秘義務に守られている場合、外に出せる何らかのアウトプットが必要です。例えば、名前で検索しても出てくるような成果や公開できる技術ブログ、カンファレンスでの発表など。これがあると自分の実績を証明しやすくなります。

― ― 「説明のしやすさ」を実感したエピソードはありますか?

山口:某転職サイトで初めてスカウトを受けた時のことです。面談で、「うちはこんな素晴らしいエンジニアがいて、どうこう」と長々と説明されました。それで、「そのエンジニアの方々は何かアウトプットしていますか?」と尋ねたら、「1件だけある」と答えるものの、それ以外の具体的な情報が出てこなかったんです。結局、本当にそのエンジニアの方々が優れているのかよくわからないままでした。人事の方が恐縮していました。

赤川:追い込んじゃダメですよ!(笑)。

山口:いや、すごく丁寧に説明をしてもらった後だったので、実態を知りたいと思って聞いたんです(笑)。

― ―でも会社の中で発信することが自分の利益にもなるのは確かですよね。

山口:結果的に会社に残るにしろ、転職するにしろ、やったことは消えないし証明になりますからね。例えば、AWS Security Hub などのセキュリティ関連の取り組みを発表したことが評価されたケースもあります。あとは短期的な利益や流行に乗りすぎないことです。多くのスカウトは短期的な課題を解決したがる。でも、その先に何をするのかが重要だったりします。

赤川:それを聞いて私もはっとしました。単にスカウトする企業が今抱えている課題を解決するだけでなく、その先を見据えることが大切ですね。

山口:今のインフラ的な課題があって、それをどう解決するかという話はよく聞くけど、解決した後に何をするのかを聞くと、大抵は「他にも課題がある」と言われるだけで、具体的なビジョンがないことが多いんです。目の前の仕事に追われてしまうんですね。

エンジニアがブラック企業に転職しないためのコツ

― ― 山口様は企業を選ぶ基準がかなり確立されていると思うのですが、良い企業を見極めるコツを伺えますか?

山口:カジュアル面談では、まず自分のスキルや経歴を紹介して、企業が求めることやその先に何があるのかをすり合わせます。例えば、今解決すべき課題が何か、それを解決した後にどんなことをしてほしいのか、どんな人材が必要なのかを具体的に聞きます。応募するかどうかの判断基準になりますね。あとは、オンコールのローテーションが頻繁で、30分以内に対応しなければならない命令が出る場合、待機時間に対して適正な手当が払われるかどうかなども要確認です。これを理解している企業は良い企業で、社員を正しく扱っています。逆に、そうした手当を払わない企業はブラックです。だからこそ、労働法や民法についての知識はエンジニアにも必要です。ブラック企業に関わらないためにね。

目先の課題を解決した先に、何があるのかを見極める

山口:カジュアル面談で自分をアピールしつつ、企業が求めるものと自分のスキルをすり合わせることが大切です。企業からスカウトが来た理由や、その後の展望について具体的に聞くと良いでしょう。上級エンジニアは一定以上のスキルを持っているはずなので、解決した後に何をするのか、後進の育成や組織の運営なども考えることが重要です。転職の段階でこれを想像できると、働きやすくなります。

赤川:面談の中で話せるのは3年ぐらいの山ですもんね。その山を越えたときの次の山まで想像できるか。

山口:今の山を乗り越えるだけであれば業務委託でも受託でも可能なんですが、継続的な改善活動は雇用されている社員でないと厳しい。見えている山を超えた先には、すぐに解決策が見えてこないような難しい課題が残るはず。それに対して継続的な活動でアウトプットがだせるような何かができそうか?エンジニアの体制面やビジネス面でも継続的な活動ができそうか?とかが見えるとその後のキャリアにも有用だと思います。

ハイキャリアこそ、エージェントに頼ろう!

転職は思ったよりも、時間がかかる
年収800万円以上のハイキャリアでも、42%が転職に1年以上かかっています。


技術力が高いほど、転職先が限定される
スキルや志向が明確なほど、マッチするポジションは限定されます。


ハイキャリアでも、面接には落ちる
素晴らしいキャリアでも面接に落ちることは珍しくありません。メンタル対策や面接の振り返りをサポートします。


自分のペースで進めたいなら「スカウトをON」
エージェントに頼らずスカウトメールから直接応募も可能です。


Forkwellエージェントは、企業選びから面接対策まで、あなたの転職活動を徹底的にサポートします。「経験チャート」機能を利用すれば、たった3分であなたの経歴を作成できます。

Forkwellキャリア相談

フォークウェルプレス編集部

Follow

記事一覧へ

本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。

本サイト掲載の全て記事は、フォークウェル編集部が監修しています。編集部では、企画・執筆・編集・入稿の全工程をチェックしています。