目次
■キャリアとスキルアップ
2024.03.01 約3分
\非エンジニアにこそ知って欲しい!/ 書籍『面倒なことはChatGPTにやらせよう』は、ChatGPTの便利さを実際に体験してみたい方を対象に、2人の現役エンジニアが執筆しました。なんと、ChatGPTの便利機能「Advanced data analysis」は、コードの知識がなくても Pythonを使うことができるそう。非エンジニアこそ、ChatGPTのメリットを享受できる!この便利さを知ってほしい!という思いを語ってもらいます。
からあげ:書籍は、GPT関連書籍のなかでは、初心者向けかつ実用的な位置づけになります。まずはChatGPTを実際に使って便利さを体験してみたいという方におすすめの書籍です。
上級エンジニア向けのChatGPT活用は下記の記事をご覧ください。
本書の内容についてはぜひ、デモ動画をご覧ください。
カレーちゃん:私が本書のオファーをいただいた経緯は、ChatGPTの効率的な使い方をXにPostし、バズったことがきっかけでした。
ChatGPT のCode Interpreter。
企業名とURLのリストを与えて、QRコードを作らせてzipに固めてアウトプットさせる。4000件のデータも1分弱で処理できたし、こういう細かい処理を、誰でもさせることができるようなったというインパクト。 pic.twitter.com/959wALCpYP
— カレーちゃん🍮 (@currypurin) July 10, 2023
カレーちゃん:この投稿は、企業名とそのWebページのURLリストをChatGPTに提供し、最初の100件のQRコードを生成する方法を解説したもので、本書P61でもより詳しく記述しています。このような作業を手作業でおこなうと膨大な時間がかかりますが、ChatGPTを使えば、一瞬で完了させることができます。
からあげ:ChatGPTが実際にどれくらい使えるツールなのかを裏付けるデータとして、最近話題になった記事をご紹介します。これは、ChatGPTに共通テストを受けさせてみたというテストですが、記事によると、ChatGPTは数学を除く文系科目で多くの受験生よりも高いスコアを獲得し、平均点を大きく上回る成績を収めたそうです。
からあげ:いつか使ってみようではなく、今使ってみましょう。早く使うほど、その効率化の恩恵を享受できる可能性が高いです。ChatGPTを利用することで、時間の経過とともに様々なタスクやプロセスが効率化され、使用しない人と比較して大きな差が生まれるでしょう。
からあげ:実は、このグラフもChatGPTが作成したものです。効率化が指数関数的に向上するイメージをChatGPTに頼んで、生成してもらいました。ただ、日本語での表示や特定のスタイルでのグラフ作成は、デフォルトではできないため、少しテクニックが必要です。これらのテクニックも本書で取り上げていますので、興味があればぜひ参照してください。ChatGPTにグラフを作成するコードを生成してもらうことで、短時間で効率的に必要な情報を視覚化することができます。
からあげ:ChatGPT Plusを月額$20で利用することで、画像処理を含むさまざまな拡張機能にアクセスできるようになります。特に、以下の4つの機能は注目です。
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Advanced Data Analysis、DALL・E、GPT-4Vの3つの機能を最大限に活用するには、ChatGPTが適切な機能を選択できるよう、仕組みを理解したうえでプロンプトを工夫することが鍵となります。
からあげ:ChatGPTを利用した顔認識アプリケーションの開発では、適切なプロンプトと「dlib」などの特定のPythonライブラリを組み合わせることで、顔検出の性能を向上させることが可能です。例えば、顔写真に対して「dlibライブラリを使用して顔認識をおこなってください」といったプロンプトを用いることで、ChatGPTはその要求に応じた顔認識処理を実行できます。プログラミングに関する深い知見がなくても、特定のライブラリ名をプロンプトに含めるだけで、高度な顔認識機能を利用することができます。
からあげ:ChatGPTを活用すれば、ブログのアイキャッチ画像の生成も可能です。例えば、私自身の2023年の読書記録をテーマにしたブログのアイキャッチを生成した際、読んだ技術書やミステリー、ラーメンに関する漫画、AIについての本など、さまざまな内容を反映した画像を生成することができました。これは、Web検索をおこない、検索結果のページからテキストを取得し、その内容をもとに画像を作成しています。また、URLを直接使用する代わりにテキストをコピー&ペーストする方法もあります。さらに、ChatGPTは画像だけでなく、ブログタイトルの提案などもおこなうことができます。
からあげ:ChatGPTを使えば、複数の機能を組み合わせて、より高度な画像処理も可能です。例えば、似顔絵を描く場合、まずは画像認識を通じて画像をテキストに変換し、そのテキストをもとに画像を生成します。このようにして、ドラスティックな画像処理を実現することができます。このプロセスでは、まず画像を詳細に説明し、その説明をもとにアニメ調の画像を生成するようなプロンプトを作成することがポイントです。この一連の流れを意識してプロンプトを作ることが、うまく画像処理を実行するコツです。
カレーちゃん:下記は日頃、私が使っている自動化の例です。Pythonを使って完全な自動化を実現することができています。ChatGPTだけだとここまでの自動化はできませんが、手動でChatGPTに面倒なタスクをさせて、自動化をしていきましょう。
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ちなみに執筆時、Notionを利用しておりましたが、Notionには文字数をカウントする機能がないので、Pythonを用いてCloud Functions文字数を計測するコードを実行し、10分ごとにNotion内のテキストの文字数をカウントし、その結果をNotionのプロパティに自動で追加するようにしました。
カレーちゃん:本書P279にある「自分のXを検索するGPTを作成する方法」を紹介します。手順は下記のとおり
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もっと見る > 設定 > アカウント > データのアーカイブのダウンロード の順にクリックし、アーカイブをリクエストすると、1日ほどでデータをダウンロードすることができます。(1週間以内にダウンロードしてくださいというメールが届く)
ダウンロードしたデータが特殊な形式だったりするので、CSVファイルに加工します。
post.txt を使用しGPTを作成します。Configureタブで画像のように指定します。そうすると、簡単にGPTを作成することができます。これで過去に自分が投稿したXの内容を簡単に検索することができます。
カレーちゃん:ChatGPT Plusを使うと、Pythonなどでエラーが出ても、自動で直してくれます。これがChatGPT Plusのいいところですね。でも、それでもダメなときは、エラーコードを見たり、普通のデバッグを試みます。
からあげ:そうですね、ChatGPT Plusなら、エラーを自分で修正してくれるので、本当に便利です。でも、解決しないときは、エラーコードを貼り付けて聞いたり、通常のデバッグプロセスをおこないます。
― ― テストを用意し、それをクリアするコードをChatGPTに書かせる方法もありますか?
からあげ:はい、それは有効ですよね。
実は以前、Forkwellさんのイベントを見て購入した『ソフトウェア開発にChatGPTは使えるのか』という書籍がそのあたり非常に参考になるかと思います。著者の方がすごくおもしろいので、読みやすかったです。
からあげ:実は、『面倒なことはChatGPTにやらせよう』を購入した方限定のコミュニティがあります。アップデートの速さについていけるよう、すでに200名以上のメンバーが活発にディスカッションを展開しています。また、コミュニティ限定のカスタムGPTや、ニュースや論文の要約をDiscordに投稿する機能、さらにエンターテインメント要素として、食べ物の名前からオリジナルの「食べもんカード」を生成し、それを使ったカードゲームも楽しめます。本書を手に入れたら、ぜひこの豊富なコンテンツが楽しめるコミュニティに参加してみてください。
書籍のご購入はこちらから:『面倒なことはChatGPTにやらせよう』