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Forkwell エージェント体験

カジュアル面談20社、内定3社、決断まで2週間―あるエンジニアのリアル転職記とログラスを選んだ決め手|Forkwell 転職体験 Vol.14

はじめに

今回は、株式会社ログラスへの転職を成功させたお二人のエンジニアにお話を伺います。現在、ログラスでソフトウェアエンジニアとして活躍する安福さん(写真左)と、約1年前にSIerから転職し、最近、目指していたEM(エンジニアリングマネージャー)ポジションに就任された鈴木さん(写真右)です。

お二人に、転職活動の道のりからログラスを選んだ決め手、入社後の体験を語っていただきました。聞き手は、お二人の転職活動に伴走したForkwellのキャリアアドバイザー赤川です。

勉強会から始まったForkwellとの出会い

赤川(Forkwellキャリアアドバイザー): 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まず、安福さんがForkwellを知ったきっかけから伺ってもよろしいですか?

安福(ログラス入社直後のソフトウェアエンジニア): 実は、Forkwellさんを転職サービスとして最初に知ったわけではないんです。普段からオンラインで開催されている勉強会をよく見ていて、YouTubeでチャンネル登録をして通知が来るようにしていました。家でご飯を作ったり食べたりしながら、流し聞きをするような感じで、自然に見ていたのが最初の接点でした。

赤川: そうだったんですね!実は「Forkwellって何やってるか分からない」と言われることが結構あって…(笑)

安福: そう、最初はイベント会社だと思っちゃってました(笑)。まさか転職サービスもやっている会社さんだとは、その時まで知らなかったんです。

鈴木(ログラス入社10ヶ月目のエンジニアリングマネージャー): 私も同じような経験があります。2〜3年前からForkwell Libraryシリーズをよく視聴していて、いつか転職するならForkwellを使おうと考えていました。

安福: 前回の転職活動でいくつかの転職サービスを利用したのですが、正直満足できたかというと、そうではなかった。特に、担当者の方とのコミュニケーションや、紹介される求人の質に課題を感じていました。
今回、他に良いサービスはないかなと探している時に、「そういえば勉強会をやっているForkwellさんも転職サービスをやっているんだ!」と初めて知って。エンジニア向けの質の高い技術情報やキャリアに関する情報発信を普段からされているなら、きっと掲載している企業さんも、エンジニアのスキルや志向性をちゃんと理解している魅力的な会社が多いだろうという期待を持って、使い始めました。

「他責な気持ち」と向き合い、「自分軸」を探す

赤川:転職を意識し始めたのはいつ頃でしたか?

安福: 去年の9月か10月頃でした。もう少し自分自身が成長できる、より挑戦的な環境に身を置きたい、プロダクトの価値に向き合って開発がしたいという気持ちが芽生え始めました。同時に、正直に言うと、組織の雰囲気や業務内容に、若干後ろ向きな理由もありました。
私はこの理由に引っ張られて、今の環境から抜け出すことを目的の一つにしてしまっていました。ある種の「他責」な気持ちがあったんです。

赤川:「他責」というのは?

安福: 「こういう環境だったらもっと頑張れるのに」と、自分以外の誰かや環境のせいにしてしまっている部分があったんです。
他責な気持ちを軸に転職を考えてしまうと、「今の環境から抜け出したい」という「〇〇からの脱却」が先に立ってしまって、極端な話「どこでもいい」みたいな感じになってしまうと思ったんです。

赤川: 選んだ後の納得感や、自分の選択を正解にしていく力が薄れてしまうかもしれない、ということですね。

安福: そうなんです。だから、転職を決める前に、「この会社を自分自身で選んだんだ」という、その自分の決断を後から正解にしていけるような、自分の内側にある理由、つまり「自分軸」をちゃんと見つけなきゃいけない、というのが、転職活動を進める中で強く感じたことでした。

壁打ちで見つけた自分の価値観

安福: 転職活動を進める中で、本当に助かったのが、Forkwellさんとの壁打ちでした。特に「あなたは何がしたいんですか?」という問いに、一緒に向き合って、丁寧に壁打ちをしてくださったことが印象に残っています。
他の方がどういう選び方をして転職を決めたか、といった情報提供ももちろんありましたが、それだけではなく、「安福さんの場合は、なにが重要です?」というように、私が何に価値を置いて、何をしたいのかを、一緒に「創出してもらった」という感覚が強くあります。

鈴木: 私も1年前の転職活動で、同じような経験をしました。12年間の経歴をまとめるのに苦労したのですが、赤川さんから「アカウンタビリティ(説明責任)を明確に書きましょう」というアドバイスをいただいて。「こういうことをやりました」という事実だけでなく、自分の考えや取り組みを整理することができました。

安福: あとは単純に、市場感や、特定のポジションだったらこういうスキルセットが必要ですよ、といった情報を、分かりやすいグラフ(レーダーチャート)のような形で「見える化」して、整理して提供いただけたのも、非常にありがたかったです。客観的に見て、自分のスキルにどういう凸凹があって、目指すポジションに比べて何が足りないのか、などがクリアになりました。

赤川: ありがとうございます。

3社内定からログラスへ – 迷いの末の決断

赤川: 今回の転職活動ではカジュアル面談はどのくらい受けられましたか?

安福: 15社から20社ぐらいはした気がします。

赤川: その中から選考に進まれたのが4社で、最終的に3社から内定が出揃ったんですね。転職先はすぐに決められましたか?

安福: いえ、だいぶ迷いました。2週間ぐらい迷いました。というのも、ログラスの選考が非常に早かった一方で、例えば選考がゆっくりな企業もあり、内定が出そろうタイミングがかなりずれてしまったんです。

内定をいただいたのは、ログラス、SaaS系メガベンチャーのA社、そしてAIソリューション系のB社の3社でした。志望度の高かったログラスから最初に内定をいただいたのですが、他の企業もそれぞれ魅力がありました。
A社はSaaS系のユニコーン企業という感じで、条件面でも他社より優位性がありました。B社は自社サービスとソリューション事業を手がけており、私自身ソリューション事業に興味があったので、お客様との距離が近い働き方ができるかもしれないと感じていました。

それぞれタイプが違う会社だったので、単純比較が難しく、ログラスから内定をもらっただけでは決めきれなかったんです。選考を最後まで受けきらずに後悔したくなかった、という気持ちが強かったですね。

赤川: 選考途中ではそれぞれの企業に惹かれる部分があったのですね。

安福: そうなんです。A社は本当に良い会社で、友人からは「なんで?A社にすればいいじゃん。年収も高いし、フルリモートで働けるし」と強く勧められました。B社に関しても、AI市場の将来性に大きく惹かれていました。LLM以前からAIに取り組んでおり、蓄積されたナレッジも豊富だったので、「AIにベットするならこの会社だ」と感じる部分もありました。

でも、それらが自分が心の底から一番やりたいことかというと、そうではないな、と。フルリモートの勤務やAIがやりたかったわけではない、と気づいたんです。年収や外部からの評価を考えれば、他も有力な選択肢であることは客観的に理解していました。素晴らしい会社で、事業内容も面白く、人も魅力的でした。

赤川: それでもログラスを選ばれた決め手は何だったんですか?

安福: 正直、迷っている間は気持ちが揺れることもありました。色々悩みましたが、最終的に、パートナーと話している中で、「あなたが最初からずっと行きたいって言ってた会社はログラスだったじゃん」という話になったんです。それで、「まあ、そうだよね、自分が一番したいことができる会社にしよう」と、腹落ちして決めました。

ログラスは、一番楽な道ではないかもしれないけれど、自分にとって良い変化がありそうな会社だと感じました。今回の転職活動で私が重視していた「ワクワクして仕事をしたい」「日々挑戦して成長を実感したい」「チーム一丸となって顧客への価値提供に全力投球したい」といった点を、ログラスなら叶えられると感じたんです。給与や条件面が転職の動機ではなかったという原点に立ち返った、というのもありますね。

赤川: かっこいいです。

安福: いや、でも決めるまで長かったんで、そこはかっこよくなかったなって思ってます(笑)

ログラス入社後のリアル

赤川: 鈴木さんは入社から10ヶ月ほど経ちましたが、ログラスに入社した率直な感想についてお聞かせください。

鈴木: 転職活動では「日々挑戦して成長を実感する」と「チーム一丸となってお客様への価値提供に向き合う」の2点を重視していました。この2点はログラスで実現できており、充実した日々を過ごしています。
そして最近、転職活動時に目指していたEMポジションに就くことができました。

赤川: おめでとうございます!1年前の面談で話していたキャリアビジョンが実現したんですね。

鈴木: はい、ありがとうございます。ただ、想像通りだった点もあれば、想像と違った点もありました。まず想像通りだったのは、前職と現職では求められる技術スキルにギャップがあり、スキルの伸び代を痛感することが多かったことです。

こんなに技術的コンプレックスを刺激される一年になるとは思っていなかったです(笑)

ログラスには技術的観点で尊敬できるエンジニアがいっぱいいます。仕様検討時の議論やペアプロなどで、その技術力の高さを日々感じています。
あと、外部発信やコミュニティ活動にとても積極的だったことも想像通りでした。ブログでの技術情報の公開や、イベントでの登壇などが非常に活発で、新しい刺激をもらえる良い経験になっています。

赤川: では、入社前に想像して「いなかった」けれど、実際に入ってみて「これはGoodだ!」と感じた点についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

鈴木: バリューの浸透度が想像以上に高かったことですね。

安福: 異常に高いですよね(笑)。

鈴木: 今ログラスには6つのバリューがあるんですけど、それが本当に日々の行動や、チーム・個人の意思決定の指針として、生きた言葉として使われているんです。

例えば、新しい施策について議論する時に、「不可逆な変化じゃないんだから、まずは Fail Fast でやってみようよ!」とか、厳しい現実から目を逸らさずに仲間と一緒に乗り越える時に「But We Goだよね」と声をかけたり。日常会話の中でバリューがよく出てくるんです。

安福: 私も全く同じ感じでした。前職でも一応バリューがあったんですけど、ログラスに入って、「ああ、バリューって掲げているだけじゃ本当に意味ないんだな。ちゃんと浸透して、日々の行動に紐づいて初めて意味を持つのだ」と改めて痛感しました。

Fail Fastの文化への適応

赤川: 入社前に覚悟していた課題や、慣れるまで大変だった点はありますか?

鈴木: スタートアップらしい組織の変化の速さと、意思決定の速さ、これについていくのが大変でした。

私の前職はどちらかというと、一つの物事に対して、じっくり考えて、準備を整えてから動き出す、というスタイルだったんです。でも、ログラスには「Fail Fast」というバリューがあって、可逆な変化であれば、リスクを過度に恐れず、まずはとにかくチャレンジして、失敗から学んで、そこから軌道修正して方向性を見直す、という考え方が非常に強く根付いているんです。
「成功する可能性が半分あるなら、まずはやってみよう!」「やっていき!やっていき!」みたいな雰囲気に、最初慣れるのにとても苦労しました。

安福: すごく分かります。私も鈴木さんと同じようなスタイルだったので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。ログラスはバリューが本当に深く浸透していると思っていて、皆さん所作がすごく早いですし、何か新しいことや改善案があれば「とりあえずやってみようか」という雰囲気があります。

鈴木: 最初の数日間、1週間とかそれぐらいは、いっぱいいっぱいでしたね。右も左も分からない状況で、情報の波に圧倒されたり、キャッチアップが追いつかない感覚があって。今はログラスの独自文化やスピード感に慣れてきたと感じています。

安福: 私も、入社直後は鈴木さんと同じように、情報の多さや、独特のコミュニケーションスタイルに戸惑う部分がありました。最初の頃は、そのコミュニケーションの流れや、独特の文化がつかみにくくて、「なんか事前にこの辺り聞いておいた方がいいですかね?」「いわゆる根回しみたいなことをした方がいいのかな?」とか、余計なことを考えちゃったりして、動き方の「温度感」が分からなかったんです。

でも今は、「自分からどんどん行った方がいい」という感じですね。別に迷惑をかけるわけじゃないんだったら、まず動いてみる、という。周りの皆さんも、そういう自律的な動きを歓迎してくれるので、遠慮せずに動けるようになりました。

FASTと組織のスケーリングという「伸びしろ」

赤川: 他に、入社前に想像していなかったけど、入社してみて「まだまだこれからだ、伸びしろがある」と感じた点はありますか?

鈴木: ログラスの開発プロセスや組織の仕組みはかなり整っているんだろうな、と入社前は想像していたんです。
でも、実際に入ってみると、まだまだ「一緒に作っていくフェーズ」だなっていうのを強く感じます。今後、プロダクトを2年で20個作るという大きな目標を達成していく上で、今の開発の進め方、チーム間の連携、組織としての開発体制など、まだまだアップデートできる部分がたくさんあります。

特に、ログラスでは私が入社する直前にFAST(ファスト)を導入するという発表があって、大人数で一つのプロダクトを作ることに取り組んでいます。このフレームワークを使っている日本の企業がほぼなくて、参照できる事例が少ないんです。本当に手探りで進めているような感じで、「これをもっと良い形に、ログラスに最適化できるんじゃないか」といったところが、まだまだ大きな課題であり、同時に自分たちが先駆者として作っていける部分だと感じています。

赤川: 新しい技術やフレームワークへのチャレンジは、エンジニアとしてワクワクする部分でもありますし、同時に不安もありますが、それがログラスの「Fail Fast」の文化と相まって、挑戦しやすい環境になっているのかもしれません。

鈴木: そうですね。組織が急拡大しているフェーズだからこそ、まだ整っていない部分があるのは当然だと思いますし、個人的にはポジティブな意味で捉えています。この拡大を支えるための仕組みや文化を、これから自分たちで作っていけるチャンスがたくさんある、と感じています。

ただ、FASTを導入したことで、大人数で一つのプロダクトを作るという状況になり、「チーム一丸となる」ことが難しくなっているという部分もあります。どうすればチームとしてプロダクト成長や顧客価値提供に向かえるか、という議論を常に続けている状況です。
特にEMとして、現状のやり方では、今後さらに拡大していく組織に耐えきれずにいつか限界が来るよねと、という強い課題感を持っています。

でも嬉しいのは、現状を良くしようという方向性はみんな揃っているんです。どうすればより良くなるかを、みんなで探索しているフェーズですね。
なので、このような課題に対して、むしろ「面白そう!」と感じて、一緒に解決していける方に来ていただけると、私たちもとても嬉しいです。

赤川: エンジニアとしては、プロダクトのスケール、組織のスケール、開発プロセスの改善、そしてFASTのような開発フレームワークの導入など、やれること、チャレンジできることがたくさんあって、面白い環境ですね。

鈴木: そうなんですよ。今まさに、これらの課題に取り組んでいる真っ最中です。

赤川: 本日は長時間にわたり、貴重なお話をありがとうございました。お二人の今後のご活躍を楽しみにしています!

安福鈴木: ありがとうございました!

インタビュー後の打ち上げ。左から Forkwell 赤川(キャリアアドバイザー)、ログラス 安福さん、ログラス 鈴木さん

本記事は2025年5月に実施したインタビューを基に構成しています。所属・肩書き等は取材当時のものです。

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赤川ポートレート

赤川朗

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ITエンジニアのキャリアに本気で向き合う転職サイトForkwell(フォークウェル) の事業責任者を4年務めました。子供のころから、何かを作るのが大好きで、今でもモノづくりをしている人たちを尊敬しています。Infra Study、Front-End Study、Data Engineering Studyなど、ITエンジニア向けの勉強会も多数開催しています。 https://forkwell.connpass.com/

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