エンジニアの生き様をウォッチするメディア

「『時間空いたので、山に登ってきた』って人ばかりです(笑)」川原洋平(株式会社ヤマップ)〜Forkwell エンジニア成分研究所

ユーザーの声が、エンジニアに直接届く環境です

――川原さんには前職時代にお話を伺っていますが、様々な事情ありヤマップさんに移られてから公開という経緯になりました。まずは、入社した経緯を伺えますか?

川原 ヤマップに入ったのは、転職サイトでお声がけいただいたことです。CTOの樋口さんに直接お話をいただきました。それまでは「福岡にある活きの良いベンチャーだな」という印象しかなかったんですが、話を伺っているうちに興味がわいてきて。

前職ではお客様の環境をお預かりして構築、運用することが殆どで、その先にいるユーザーの顔が見えにくい環境でした。ヤマップは良い意味でも、悪い意味でもユーザーの声が直接エンジニアまで届きます。そこに興味を覚え、転職してみようと思いました。

また、その時40歳を超えているようなオッサンに声をかけてくれる会社も珍しいと思って、転職を決めました。

――最近、ヤマップさんはニュースでも拝見するようになりましたね。

川原 そうですね、「みまもり機能」がリリースされまして。登山者の命を守る機能、という言われ方でバズっていましたね。ユーザーさんからも「すごく助かっています」という声を直接いただいています。改めて、ヤマップに入って良かったと思っています。

――「みまもり機能」について、詳しく教えていただいても良いでしょうか。

川原 一言で言うと、登山中の位置情報を、家族や友人に知らせることができる機能です。また、位置情報がブラウザ上でもプロットされるので、帰りを待っている人が「ここら辺に登っている」というのがすぐわかるんですね。

万一遭難したとしても、「この時点で連絡が途切れている、この辺を捜索すれば見つけられるだろう」という。そういう安心と安全を提供できる機能になっています。詳しくはこちらの記事をご覧ください(笑)。

ユーザーにめっちゃ好かれてる会社だな、と思います

――その中で、川原さんはどんなお仕事をされているんでしょうか。

川原 インフラの構築ですね。ヤマップでは前職と同じようにAWSを使っているので、AWSで構築されたインフラの運用管理を行なっています。

ベンチャーなので、いろいろな仕事をさせていただいてます。カスタマーサポートチームに届いた技術的な質問が、技術チームにエスカレーションされてきます。そのエスカレーションの対応みたいな仕事もしますね。

あとは社内インフラ、ネットワークの構築とかメンテナンス、バックオフィスチームが今まで手作業でやっていたことをできるだけIT化する、といった仕事もしています。

――なるほど、あまり垣根のない感じなんですね。

川原 自分は垣根なく動きたいと思っているタイプなので、そういう意思を会社も汲んでくれて動かさせてもらっています。

――入社されて半年という事ですが、会社の印象としてはいかがですか? 

川原 「ユーザーにめっちゃ好かれている会社だな」と感じています。

あるイベントに出展させていただいた時、ブースにユーザーさんが「すごく使ってるよ」「使い方がわからないんだけど、教えて」とひっきりなしに来るのを目の当たりにして。すごいな、と感じました。

――そこまでユーザーに好かれている理由は、どこにあると感じますか?

川原 登山はブームになっているとは言え、サービス自体がまだまだニッチじゃないですか。競合他社がたくさんはいないので、一回使い始めると「やっぱりヤマップだよね」となりやすいんだと思います。登山仲間の間で口コミで広がっていく、というのが一つですね。

あとは、ヤマップ自体にユーザーを大切にするというポリシーがあります。ユーザーファーストで手厚くサポートし、レスポンスも早い。そういうところが、ファンが多い理由なんじゃないかな、と思います。実際、ヤマップのカスタマーサポートチームは素晴らしいと思いますよ。

――どういうところが優れていると思いますか?

川原 仕事が丁寧ですね。ユーザーさん一人一人に対して、納得するまで付き合う。「スマホを最近買いました」というおじいちゃんおばあちゃんからも電話がかかってくるんですが、そういう方も喜んで電話を切っていただけるやり取りをしています。

自分がユーザーだったら「またヤマップを使いたい」と思う対応だと思います。

社員は山登り好きばかり、社内登山もあります

――前職ではフルリモートだったとお伺いしているのですが、今は出勤されているんですよね?

川原 そうですね。
 
――環境としては、どれくらい変わったんでしょうか。

川原 まず、1時間早く起きるようになりました。朝にジョギングするのが日課なんですけど、今は朝6時に起きて6時半から走っています。

――すごいですね……それを毎朝。どれくらい走るんですか?

川原 7~8キロくらいですかね。そんなに走っているわけではないです。

――十分です(笑)。

川原 フルマラソンを年に1~2回走るので、それに向けて準備しています。自宅からオフィスまでは歩いて20分、自転車では15分ぐらいですね。公共交通機関だと30分くらい掛かってしまいます。

――東京の感覚だとまあまあ遠いほうだと思うんですが、福岡ではいかがでしょうか?

川原 どうなんでしょう、自分は20分くらいなら歩くのは苦痛じゃないです。また、個人的な感覚ですが、福岡はクルマ社会ですし、電車や公共の交通機関を使うと遠回りになる場合もありますから。

――なるほど、ありがとうございます。以前ヤマップの別の方にお伺いすると、山を登っている方ばかりという印象があります。

川原 ヤマップに入って驚いたことなんですけど、みなさん健康的なんですよね。

自分のイメージしてきたIT企業のエンジニアって、自身の健康にあまり興味が無いというか、ぶっちゃけ、不健康そうな人が多いイメージでした(苦笑)。でも、ヤマップにそういう人はいないです。朝8時に出社して、17時にはパッと帰宅し、土日は登山。そういう健康的な方がほとんどです。

――すごい、土日は登山なんですね。

川原 毎週ではないと思うんですけど、暇さえあれば登られている感じですね。前の晩に登って、山で星空を見て、翌朝にエクストリーム出社するという人もいました。

――なんというか、人間として羨ましいです(笑)。素晴らしい体験ですよね。川原さんはどれぐらい登るんですか? 

川原 自分はあまり山登りはしないんです。しなきゃクビになるのかな、と思っているんで(笑)やりたいと思ってはいるんですが。「社内登山」というのも月イチイベントであるんですけど。

――社内登山!?

川原 社内の有志で行くものですね。一応、仕事として扱われるんですが、それに行くタイミングがなくて。一度は行ってみたいと思っています。

――月に社内登山が1回あるとすると、それ以外にもプライベートで1回は登るわけですよね。という事は、少なくとも月に2回は登る人が多いと……。

川原 そうですね、少なくとも。登られる方は「ちょっと時間が空いたんで、そこの山に登ってきました」みたいな人もいます。

――すごいですね……唯一無二な会社ですね。

「コミュニティに助けてもらっている」という思いがあります

――ご自身の成長のために、日々行なっていることがあれば教えてください。

川原 最近、インフラエンジニアでもコードを書かないとやっていけないと考えているので、ちょっとずつでも書くようにしています。Rubyが好きなので、Rubyで業務上必要なツールを作ったり。もう1つは、先程もちょこっとお話しましたが、やはりこの仕事って体力も必要なので、毎朝近くの公園をジョギングしています。

――福岡に移られてから、かなり健康的になったのでは?

川原 なったと思います。フルマラソンに出て、3時間を切ったり。

――仕事もプライベートもすごく充実されてるんですね。

川原 もっとも、エンジニアとしては全然満足していないので、ずっと学んでいかなきゃいけないですね。今年で44歳になることもあり、悩んで試行錯誤を繰り返している最中です。前回インタビューして頂いてから以降、プライベートでは辛いことがありました。しかし、いつまでも引きずってられないので夫婦ふたりでこれからの人生を楽しんで行こうかなと考えています。

――そんな中、fukuoka.ex森さんに出会われたんですね?

川原 そうです。Elixirという言語が面白そうなので、fukuoka.exの勉強会に参加させていただいて。森さんには、優しくお声がけいただきました。言語系の勉強会って「怖い人しかいないんだろうな」と思ってたんですけど、会う人会う人、良い人ばかりです。

なので、こんな自分がエンジニアとしてやってこれているのは、「コミュニティに助けてもらっている」という思いが強いです。参加してなかったらどうなっていたかなと思います。自分はこう見えて人見知りなので、本当にコミュニティに感謝しています。

悔いを残さないよう、毎日を送ってほしい

――ここからは、川原さんが働く上で大切にしていることについて、「事業内容」「仲間」「会社愛」「お金」「専門性向上」「働き方自由度」の6つの項目から合計20点になるよう、点数を振り分けていただきます。

・専門性向上 3

エンジニアと名乗るからには、技術に対し貪欲であるべきだと思うんです。とは言え、どうしても行き届かないところがあるので、少しでも伸ばしていきたいですね。

・仲間 5

仲間あっての自分です。家族だったりAWSコミュニティのメンバーだったり、fukuoka.exの森さんだったり。支えてもらいながら今の仕事をやれています。だから5かなと思います。

・お金 2

宵越しの銭は持たぬ!という言葉のように、お金は後から付いてくるものだと思っていたので、今でも奥さんには怒られるんですよ。あまりにも貯金が無くて…これからは、ちょっとずつ貯金が出来たらなと思っていますが、自分が成長する為の出費は惜しみたくは無いなと考えています。

・事業内容 5

常にユーザーを意識しながら仕事をしていくことが大事だと思いますし、現在、自分はそんな会社で働けているという意味で、本当は 1000000 点くらい付けたいところですが、5です。

・働き方自由度 3

リソースはクラウド上にある時代になったので。どこかで何時から何時まで働かなきゃいけない、という働き方は終わったのかなーと考えています。結果をしっかり出せば良いし、そういう意味で自由はあった方が良いよねと。ちゃんと結果を出した上で、働き方を好きに選べるなら良いと思います。

・会社愛 2

会社の事業内容を尊重し、その会社を愛しつつ、その中でどうやってご飯を食べていくのか。ただ、働き方が多様化してきている現在、自分を磨く為、よりたくさんのご飯を食べる為、ある程度ニュートラルであった方が良いのかなと考えています。会社を大切にするけど、会社と心中する必要はないという意味で2です。

――キャリアに迷うエンジニアの方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。

川原 自分も悩んでいるので、偉そうなことは言えないんですけど「アウトプットをする」「コミュニティに飛び込む」「しっかりご飯を食べて体を鍛える」の3つが大事だと思います。

自分が仲間を大切にできているかは、わからないですね。それは仲間が評価することなので。ただ、飛び込んでいくとどんな出会いがあるかわからないですから。

森さんと出会ったのもコミュニティに飛び込んだご縁からですし、今日インタビューでお話させていただいているのもご縁です。この3つを頑張れば、もしかしたら新しい世界が見つかるのではないかと思います。

あと、悔いのないよう毎日を生きた方が良いと思っています。直近で、そう思うことがあったので。

――どういうことだったんですか?

川原 福岡に移り住んで以来、コミュニティに限らず個人的にも本当によくして下さった方が亡くなったんですね。今でも信じられなくて。亡くなった方はすごく悔いが残っていたと思うんです。エンジニアに限らず、人間誰しもそうかもしれませんが、悔いなく生きてほしいですし、自分も一日、一日を大切に生きていきたいと思いますね。

<了>

ライター:澤山大輔


Forkwell Portfolioは、エンジニア向けのポートフォリオサービスです。
Gitリポジトリを解析して、あなたのアウトプットをグラフィカルに可視化します。

Forkwell Portfolioのご登録はこちら!

Forkwell pordfolioバナー